外為サマリー:米金利の過度な先安観が和らぐなか一時143円50銭台に上伸

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 19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円49銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円60銭強のドル高・円安となっている。

 18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円29銭前後と前日に比べて10銭強のドル安・円高で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げが決まったことから一時140円45銭まで軟化したものの、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言をきっかけに今後の利下げが緩やかになるとの見方が広がり下げ渋った。

 米金利の過度な先安観が和らぐなか、この日の東京市場はドル買い・円売りが優勢となっている。前日に米長期金利が上昇し、きょうの時間外取引で一段と水準を切り上げていることから日米金利差の縮小観測が後退しているようだ。加えて、日経平均株価の大幅高を受けて投資家がリスクを取る動きを強めていることもあり、午前9時50分過ぎには143円59銭をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1082ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=159円02銭前後と同1円10銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS