48号球をキャッチしたジェナ・バンダービーゼンさん【写真:小谷真弥】

写真拡大

「本当に興奮しています。今、震えてます。クレイジーですよね」

【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間18日・マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦で5試合ぶりの48号2ランを放った。前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」の偉業へ前進したが、この本塁打を見事にキャッチしたのが、19歳の女子大生、ジェナ・バンダービーゼンさんだ。

「正直に言わせてもらうと、私は野球の大ファンというわけではないんです。私が本当に知っていたのは、彼(大谷)だけなんです。生で見ることができて、本当に興奮しています。今、震えてます。クレイジーですよね」

 3時間前にマイアミにやってきたばかり。友人らと観戦した右翼2階最前列のチケットは、当日購入した。周囲から「1ミリオン(約1億4200万円)だ! 1ミリオンで売れるぞ」と声をかけられたが、すでに気持ちを固めている。バンダービーゼンさんは「絶対に売りません! 間違いなくキープします。お金では価値が測れない、特別なことだと思います」と声を張った。

「50-50」の偉業がかかっていることは「ちょうどネットで見ました」という。それでも、大谷の48号球に汚れがつかないよう、ビニール袋に入れて“密封”した。「みんな一斉にボールに向かって飛んできた」という争奪戦を制したバンダービーゼンさんは、「オーマイゴッド! 今、衝撃を受けています。これは現実ではないですね」と目を丸くしていた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)