カブスの今永昇太【写真:ロイター】

写真拡大

アスレチックス戦に先発し6回2失点で14勝目

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手が16日(日本時間17日)、本拠地アスレチックス戦に先発し、6回を5安打2失点、キャリア最多11奪三振の好投で、日本人左腕としては2002年の石井一久(ドジャース)に並ぶシーズン最多の14勝目(3敗)を挙げた。カブスの専門ポッドキャスト番組は「今シーズンのカブスのMVP」の話題について、今永を文句なしのトップだと断言。「聞きたいのは、誰が2、3番目のMVPかどうかだ」と、もはや次点探しとなっている。

 初回、今永は1番ウィルソンにこの日の初球をライトへに運ばれ三塁打。立ち上がりからピンチを迎えたが、冷静に2番ルーカーを空振り三振に仕留めると、後続も抑えて無失点で切り抜けた。2回も得点を許さず、シーズン規定投球回数に到達。3回に被弾して失点したが、その後は3者連続三振を奪い、6回99球の熱投でキャリアハイの11奪三振。後続がリードを守り切ったことで14勝目を手にした。

 カブスの専門ポッドキャスト番組「ロックド・オン・カブス」は今季のカブスのMVPについて言及。ホストのマット・コッジ氏は「キャリア最多11奪三振を記録し、99球で防御率3.03になった。そして今年、彼(イマナガ)が先発した時、カブスは22勝6敗だ。彼は明らかにこのチームのMVPだ」と具体的な驚きの数字を挙げて今永を“激推し”。さらに「彼は性格だけでなく、球場でも強い存在感がある。彼はローテーションのトップではないにしても、それに次ぐ選手であることを証明している。残り2回の先発を楽しむつもりだ」と続けた。

 さらに、ホストのサム・オルバー氏は「質問したいのは、イマナガがMVPかどうかではない。誰が2、3番目のMVPかどうかだ」と発言。もはやMVP“次点”についての話題に移っているという考えを示した。

(THE ANSWER編集部)