●米国経済

 ○7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は事前予想の49.5を上回る49.6となりましたが、6月の51.6から低下しました。

 ○7月のISM製造業景気指数は46.8に低下しました。事前予想は6月の48.5を上回る48.8 でした。

 ○7月のサービス業PMI確報値は55.0となりました。事前予想は56.0でした (速報値は56.0)。

 ○7月のISM非製造業景気指数は51.4となりました。事前予想は51.0、6月は48.0でした。

 ○8月のPMI速報値は、製造業が市場予想の49.5に対し、48.0となりました。サービス業は市場予想の54.0に対し、55.2となりました。

 ○7月の生産者物価指数(PPI)は、市場予想の前月比0.2%上昇に対し、同0.1%上昇となりました。前年同月比では2.2%上昇となり、6月の同2.6%上昇から低下しました。コアPPIは前月比変わらず(市場予想は同0.2%上昇)となり、前年同月比では2.4%上昇しました (6月の同3.0%上昇から低下)。

 ○7月の消費者物価指数(CPI)は、事前予想通りに前月比で0.2%上昇しました(6月は同0.1%低下)。前年同月比では2.9%上昇となり、6月の同3.0%上昇から低下しました。食品とエネルギーを除いたコアCPIは、こちらも事前予想通りに前月比で0.2%上昇し(6月は同0.1%上昇)、前年同月比では3.2%上昇となりました(6月は同3.3%上昇)。前年比変化率で目立ったのが住居費の同5.1%上昇、食品の同2.9%上昇、交通サービスの同8.8%上昇で、中古の車・トラックは同10.9%下落しました。

 ○2024年第2四半期のGDP成長率は、市場予想が速報値から変わらずの前期比年率2.8%だったのに対し、同3.0%に上方修正されました。個人消費支出(PCE)は、市場予想が速報値から変わらずの前期比2.3%増だったの対し、同2.9%増となりました。

 ○2024年第2四半期の企業利益の速報値は前年同期比11.2%増となりました。

 ○7月の個人所得は前月比0.3%増となりました。事前予想は同0.2%増でした(6月は同0.2%増)。個人消費支出は予想通り同0.5%増となりました(6月は同0.3%増)。7月の個人消費支出(PCE)価格指数は、市場予想通りの前月比0.2%上昇となりました(6月は同0.1%上昇)。前年同月比では6月と変わらずの2.5%上昇となりました。

 ○6月の建設支出は市場が前月比0.2%増を見込んでいたのに対し、同0.3%減となりました。前年同月比では6.2%増でした。また、5月分が当初発表の前月比0.1%減から同0.4%減に下方修正されましたが、前年同月比では当初発表の6.4%増から9.8%増に上方修正されました。

 ○7月の小売売上高は前月比1.0%増となりました。事前予想は同0.3%増でした。6月は当初発表の前月比横ばいから同0.2%減に下方修正されました。

 ○2024年第2四半期の労働生産性の速報値は前期比年率2.3%上昇となりました。事前予想は同1.6%上昇でした。単位労働コストは前期比0.9%上昇となりました。事前予想は同1.9%の上昇でした。

 ○7月の鉱工業生産指数は市場予想の前月比0.1%低下に対し、同0.6%の低下となりました。6月は当初発表の前月比0.6%上昇から同0.3%上昇に下方修正されました。設備稼働率は77.8%となり、6月の78.4%から低下しました。

 ○6月の卸売在庫は市場予想通り前月比0.2%増となりました。5月は当初発表の同0.6%増から同0.5%増に下方修正されました。

  ⇒7月の卸売在庫は前月比0.3%増となりました。6月は当初発表の同0.2%増から0.1%増に下方修正されました。

 ○7月の小売在庫は前月比0.8%増となりました。6月は当初発表の同0.7%増から同0.9%増に上方修正されました。