25歳ドラ1が覚醒「球威やべ」 バットかすらぬ剛速球…ファン騒然「別人すぎ」
楽天・藤平尚真は2日のオリ戦で3者三振、最速155キロ…防御率1.06
■楽天 5ー2 オリックス(2日・楽天モバイルパーク)
楽天の8年目右腕・藤平尚真投手が衝撃の投球を披露している。2日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)では8回に登板し、最速155キロを計測した剛球を武器に3者三振。今季14ホールド目をあげた。ここまで防御率1.06と躍動する25歳にファンは歓喜。「才能開花だな」「これぞ覚醒」「ますますエグくなってきた」と声をあげた。
藤平は3点リードの8回に登板。森をこの日最速の155キロで見逃し三振、西川を153キロで空振り三振、頓宮を154キロで空振り三振に仕留めた。投じた17球の内、速球は12球で全てが150キロ超。そのうちバットに当たったのは西川のファウル2球だけだった。
横浜高のエースとして活躍し、2016年ドラフト1位で入団も、昨年までの成績は45登板(42先発)で10勝16敗、防御率4.27。背番号は2022年に「19」から「46」に替わった。しかし、救援に専念した今季は34登板で14ホールド、防御率1.06、奪三振率10.59、WHIP0.91の無双ぶりで楽天のブルペンを支えている。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータを見ても変化は一目瞭然。昨年の速球の平均球速は146.9キロだったが、今季は150.8キロ。約4キロもアップしている。救援専念でイニング数が減ったとはいえ、凄まじい進化を遂げている。
25歳の進化にファンも驚きの様子。YouTubeやSNSには「ストレートがキレッキレすぎ」「ファウルすら打てない球威やべ」「誰もバットに当てれん」「安心して見てられる」「藤川ばりのストレート」「別人すぎる」「完全に化けた」「どえらいストレートやな」とコメントが寄せられている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。