まるでお薬のようなビジュアルですが、実は“固形だし”です! コストコで販売されている『アンチョビだしタブレット』には、濃厚な魚介のうまみが閉じ込められています。

この「アンチョビ」は「いわし」のことで、イタリア料理などで使う「カタクチイワシを塩漬けにした発酵食品」ではありません。スープのベースとして使ったり、パスタの隠し味にしたりと、アイデア次第で便利に使えますよ。



『アンチョビだしタブレット』の価格・内容量は?

こちらがコストコで販売されているSAUCE R.O.Kの『アンチョビだしタブレット*』(品番:1152045)。お値段は2,380円(税込)です。

コストコオンラインショップでの取り扱い価格も、同じ2,380円(税込)。

韓国で作られた商品を、コストコが輸入したもの。なんか、お薬とかが入っていそうな容器ですが、れっきとした食材なんです。

*英語表記:ANCHOVY BROTH

お薬じゃなくて固形の“だし”

茶色いラムネみたいなビジュアルですが、粉末だしを錠剤のように整形したものです(調理のおくすり?)。1つ3gで、70個入り。1個あたりのコスパ(単価)は34円。

まあ、固形だしと言えばコンソメキューブとかもあるので、別に珍しくはないはずですが、ちょっと形を変えるだけで、印象が全然違ったものになりますね〜。

材料としては、いわしのほかにこんぶ、ラディッシュ、西洋ねぎ、たまねぎ、にんにく、キャベツ、黒胡椒などが使われています。

「アンチョビ」と聞くと「カタクチイワシを塩漬けにした発酵食品」をイメージしますが、それを錠剤にしたものではないんですね。

お湯に溶かすだけでOK

水300mlを沸かして、本品1個を投入。溶ければお出汁ができあがりです。

魚介のクセを感じさせるワイルド系テイスト

いわしのクセのある風味が主張してくるワイルド感のある味わい。他にもこんぶや野菜類のダシが効いていて、うまみはしっかりあり、奥行きも感じさせます。軽く塩味がついており、このままスープとして飲むこともできそう。

味噌を溶いて、味噌汁にしてみました。具材はシーフードミックスとオクラ、たまねぎ。

魚介の風味がガツンと来る、濃厚なテイストの味噌汁になりました。ちょっと和風からはみ出してたテイストになりますが、これはこれで面白いですよ。

パスタの隠し味にも使える

トマトとなすのパスタの調理時に使ってみました。タブレットを包丁で砕いておいて、具材を炒める段階で投入。仕上げに茹でたパスタを加えてできあがり!

味噌汁のときとは違って、本品の風味はそれほど前面には出てきませんが、味わいの奥行き感として効果を発揮している印象です。

カロリーは?

いちおう、カロリーもチェックしておきましょう。

『アンチョビだしタブレット』は1粒(3g)あたり10kcal(炭水化物 2g、食塩相当量 1.19g)です。本品だけで、食塩相当量がそれなりにあります。調理する際には、追加の塩分は控えめにしておいたほうがよいでしょう。