by Antonio Marín Segovia

Apple関連の情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏が、Appleは家庭用卓上ロボットデバイスの開発プロジェクトを進めていると報じました。

Apple (AAPL) Pushes Ahead with Tabletop Home Device in Shift to Robotics - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-08-14/apple-pushes-ahead-with-tabletop-home-device-in-shift-to-robotics



Regulatory Backlash Against Chatbots Comes as Banks Find Value in Their Use

https://www.pymnts.com/apple/2024/report-apple-developing-robotics-supported-display-for-videoconferencing-home-security/

報道によると、開発中のデバイスはiPadのようなディスプレイとロボットアームを組み合わせた形状をしており、ビデオ通話中にユーザーの方を向くなどのタスクを実行できるとのこと。ビデオ通話のほか、スマートホーム管理・ホームセキュリティなどにも使用可能で、SiriやApple Intelligenceと統合されると予想されています。

Apple Intelligenceは2024年6月11日のWWDC24で発表されたパーソナルAIです。2024年のiPhone 16に搭載される見込みとなっているものの、ガーマン氏は「この機能だけでは端末を乗り換える理由にはならないと思う」と指摘しています。

2024年の「iPhone 16」はApple Intelligenceが最大のセールスポイントとなり、2025年の「iPhone 17」では極薄の新しいミドルレンジモデル「iPhone Air」が登場しラインナップが刷新されるとの報道 - GIGAZINE



家庭用卓上ロボットデバイスプロジェクトは2022年に承認されたのち、2024年に入ってから開発が加速しており、2024年8月時点ではApple Watchや自動運転車ベンチャーなどのプロジェクトを監督してきたケビン・リンチ氏の管理下で数百人がプロジェクトに取り組んでいるとのこと。発売は2026年から2027年の見通しで、価格は1000ドル(約15万円)を目指しているとガーマン氏は伝えました。

AppleのCEOであるティム・クック氏は2024年8月1日の決算発表で、「AppleはChatGPTをiPhone、Mac、iPadの体験に統合しており、AIには『並外れた可能性』がある」「Apple Intelligenceはハードウェアをアップグレードする『説得力のある』理由になるだろう」と語っています。