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「ザ・ボーイズ」ユニバースから新たに発表されたスピンオフドラマ「ヴォート・ライジング(原題:Vought Rising」の詳細をプロデューサーのエリック・クリプキが明かした。いわく、スーパーヒーロー版『L.A.コンフィデンシャル』を目指しているようだ。

「ヴォート・ライジング」の主人公は、ソルジャー・ボーイ(ジェンセン・アクレス)とストームフロント(アヤ・キャッシュ)。1950年代のニューヨークを舞台に、ヴォート社の起源に迫る「ねじれた殺人ミステリー」が描かれる。

クリプキが米に語ったところによれば、「ヴォート・ライジング」は長年温められてきた企画だという。「スピンオフ作品をAmazonにピッチしに持ち込んだ2つが、『ジェン・ブイ』と『ヴォート・ライジング』でした」と語っている。

クリプキいわく、Amazonからは「最初は『ジェン・ブイ』でいこう」との返答があったそう。「まずはこっちでどうなるか様子を見て、それから『ライジングをやろうと言われました」。

「うまくいったということですね」と続けるクリプキは『ヴォート・ライジング』の内容についても言及。「『ザ・ボーイズ』自体は基本的にフィルム・ノワール。警官と強盗みたいなものです」と持論を語りながら、新ドラマの作風をこう予告している。「スーパーヒーロー版『L.A.コンフィデンシャル』みたいに、フェドーラ(中折れ帽)やトレンチコート、卑猥なものを古典的にやるのはすごく楽しいですね」。

『L.A.コンフィデンシャル』(1997)は、「ヴォート・ライジング」と同様に1950年代を舞台とした、大量殺人事件の裏に仕組まれた陰謀に立ち向かう刑事たちを描くハードボイルドアクション。『8 Mile』(2002)カーティス・ハンソン監督、ケヴィン・スペイシーやガイ・ピアース、ダニー・デヴィートらが出演し、ラッセル・クロウはハリウッド初出演作となった。同作が腐敗した警察組織の内部に迫ったように、「ヴォート・ライジング」では悪の権化であるヴォート社の知られざる闇が暴かれていくのだろうか。

本シリーズでは、ソルジャー・ボーイ役でジェンセン・アクレス、ストームフロント役でアヤ・キャッシュがそれぞれ「ザ・ボーイズ」から続投。クリプキは2人を「スーパースター」と呼び、「彼らは扉を吹き飛ばすでしょう」と意気込んでいる。

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