ソフトバンク中間、最終黒字に転換
![8日、06年9月中間期決算説明会で、携帯電話事業についての質問に言葉を濁す孫正義ソフトバンク社長(撮影:吉川忠行)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/8/7/8ed837f852317b6878-m.jpg)
売上高は前年同期比2.1倍の1兆1201億7300万円だった。ボーダフォンの日本法人(現ソフトバンクモバイル)を4月に買収した効果で、携帯電話事業で5844億5900万円を上乗せ。経常損益は、626億9000万円の黒字(同134億8300万円の赤字)で、創業以来最高だった。携帯電話事業で566億3500万円の営業利益を計上したほか、ブロードバンド事業でも収益が改善した結果、ボーダフォン買収による借入金の支払利息や手数料などを吸収できた。
また、10月の加入者数の増減について「MNPのトラブルなどによる顧客減少はあったものの、MNP以外の新規加入数が解約数を上回っており、10月は2万3800の純増だった。また、11月も最初の1週間で2万8000件純増している」と、“人気”を強調した。しかし、質疑応答で記者から、携帯電話の契約数は全体で伸びており、KDDIやドコモの純増数がソフトバンクモバイルのそれを上回っていると指摘されると、孫社長は「ボーダフォン時代は純減している時期もあった。料金体系などで理解され、それが回復につながっていると感じている。競争は始まったばかりであり、新しい端末や営業体制に期待して欲しい」と苦しい“答弁”に。【了】
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