眼鏡の「鼻あて」は日本人のアイデアから生まれた!?


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「子どもの好奇心を高めたい」

「わが子に尊敬されたい!」

「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。

学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。

■眼鏡の「鼻あて」は鼻の低い日本人が考案した

眼鏡が日本に伝えられたのは16世紀のことで、ヨーロッパの宣教師あるいは商人が持ってきたと考えられている。フランシスコ・ザビエルが、周防(現在の山口県東部)の戦国大名・大内義隆に献上したのがはじまりという説もある。

当時の眼鏡は、フレームの両側に穴を開け、ひもを通して耳にかけるというものだった。

しかしこれでは、鼻のつけ根が低い日本人は、まつげとレンズが接触してしまう。

そこで考え出されたのが、現在の眼鏡のフレームにもついている、一対の「鼻あて」だった。東京メガネの会長だった白山晰也氏は、その著書『眼鏡の社会史』の中で、「鼻あて」は日本人の発明だというベルリン大学のグリーフ教授の説を紹介している。

「鼻あて」によって、眼鏡のレンズは顔のちょうどいい位置に固定されるようになった。

たかが「鼻あて」と言うなかれ。今や世界中の眼鏡に用いられている小さな大発明なのだ。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』