KRY山口放送

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●きょう22日(月)、気象台は山口県を含む九州北部地方の梅雨明けを発表
●梅雨明け初日は広瀬で37.4℃など一段と猛烈な暑さに
 今後もしばらくは熱中症対策は躊躇なく行いたい猛暑の日々
●台風3号は沖縄付近~台湾~大陸方面へ 太平洋高気圧が西日本に台風を寄せ付けず
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太平洋高気圧の勢力が強まり、一段と強烈な日ざしが照り付けた、きょう22日(月)の県内…福岡管区気象台からは、山口県を含む九州北部地方の「梅雨明け」が発表されました。平年より3日遅く、去年より3日早い梅雨明けです。
大雨シーズンひと区切りの一方で、今度は猛烈な暑さに拍車がかかっています。きょうは広瀬で37.4度と県内で今年初めて37度を突破。人間の平熱の体温を超える暑さとなったほか、35度以上の猛暑日も続々と出てきました。きょうは二十四節気の「大暑」。一年で最も暑い頃ではありますが、それにしても危険な暑さが、これから当分続くことになります。

県内には、あす23日(火)は、3日連続となる「熱中症警戒アラート」が出ており、さらに、その後もアラート級の危険な暑さが、しばらく止まらない見通しです。特に昼間、炎天下では、なるべく激しい運動や作業など控えるほか、水分補給やエアコン活用など、暑さから身を守る行動を躊躇せず行って頂きたいと思います。

一方、週末の間に台風3号、4号と台風が立て続けに発生しました。南シナ海の4号は、この先、大陸で次第に衰弱していき、日本に直接の影響はない見込み。

「大型」で「強い」勢力に発達してきた台風3号は、水曜日頃、沖縄、先島諸島方面に進んだあと、台湾方面から中国大陸へと、西へと進んでいく見通しです。
台風を寄せ付けないほど夏の高気圧が当面は非常に強く、その分、日本列島は猛烈な暑さが続くことになります。

梅雨明け2日目のあす23日(火)も、ジリジリ強烈な日ざしが照り付け、気温は朝から多くの所で25度を下回らず、日中は35度以上の猛暑日が続出するなど、体力を奪う暑さが続きそうです。午後は所々入道雲もみられますが、火照った大地を冷ます夕立は、山間部中心にごく一部にとどまるでしょう。

しばらくは、ほぼ毎日のように、夜は熱帯夜、昼は猛暑日続出の、体力を奪い続ける暑さが止まらない見通しです。健康第一の生活を心がけて過ごしましょう。当面、夏空続きですが、今週後半は台風由来の湿った空気が多少流れ込み、やや雲が目立つ日もある見込みです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)