戸田恵子、ニューヨーク・カーネギーホールにて『虹のかけら~もうひとりのジュディ』を上演
先般、東京・銀座 博品館にて開幕し、埼玉・新潟・愛知・大阪でのプレビュー公演を終えた『虹のかけら~もうひとりのジュディ』。2024年6月25日(火)・27日(木)にニューヨーク公演が好評のうちに幕を閉じ、その模様の舞台写真とコメントが届いたので紹介する。
映画『オズの魔法使』のドロシー役でその才能を世界中に知らしめ、『若草のころ』、フレッド・アステアと共演した『イースターパレード』など、ハリウッドのミュージカル大作で輝き続けた女優、ジュディ・ガーランド。ほとんど知る人のない彼女の専属代役兼付き人であったジュディ・シルバーマンの目を通して、同じ“ジュディ“への愛憎と、彼女の目を通す形でジュディ・ガーランドの数奇な人生を描いた作品が本作『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』だ。
『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』カーネギーワイルリサイタルホールより 戸田恵子 撮影:佐々木悠人
初演は18年5月。戸田恵子の生誕60周年記念公演として上演され、4日間の公演は即日完売した。観られなかったファンからの声に押され、翌19年には全国23か所のツアーを上演して大好評を博し、5年ぶりとなる今年5月から、再びの全国ツアーが開幕。
出演は女優・声優として幅広いジャンルの舞台や映画、TVドラマ、アニメなどで活躍する実力派の戸田恵子。構成・演出を担うのは、日本を代表する劇作家であり、彼女の実力を熟知し、魅力を最大限に引き出す三谷幸喜。さらに、数多くの三谷作品で音楽を担ってきた荻野清子が音楽監督を、自身も多くのミュージカルに出演し、演出・振付も手がける本間憲一が振付・ステージングを務める。
本作では、ジュディ・ガーランドが歌った数々の名曲をバックに、戸田による朗読、歌、語りと多彩な表現で物語を彩る。
『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』カーネギーワイルリサイタルホールより 戸田恵子 撮影:佐々木悠人
日本各地でのプレビュー公演を経て、6月末、音楽の殿堂、ニューヨーク・カーネギー・ワイル・リサイタルホールでの公演も大盛況のうちに幕を閉じた。そして、7月5日からは、日本4都市を周る凱旋公演も開幕する。5年ぶりに再演されている本作の集大成を見逃さないでおこう。
出演:戸田恵子 コメント
Carnegieのステージは夢のような時間です。
New Yorkのたくさんのお客様に温かく迎えて頂き、一生忘れられない思い出になります。これからもなお一層精進して参ります。感謝。
ニューヨーク公演観客からの声
ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン兄弟(『ダブル・トラブル』脚本・作詞・作曲)
カーネギーでの素晴らしいショー、おめでとう。主役の女性はとてもチャーミングでした。
来場者
・三谷さんの作品だから何か一捻りあると思って見ていたけど、まさかまさかの展開に爆笑しました!
・戸田さんの演技力はもちろんですが、演奏者3名のトリオもすばらしかったです!!
・戸田さんのコメディエンヌと歌手としての実力がいかんなく発揮されたすばらしい作品で面白かったです! 演奏者の皆様がみなさん中性的でいいエッセンスとなってますね。
・三谷幸喜の流れに戸田さんのあのキャラが絡み合ってすごいよかった。
・とても素敵なコンサートで、戸田さんの女優としての魅力に加えて温かいお人柄が伝わって来て、楽しませていただきました。