(c) MARVEL 2024

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旧20世紀フォックスの『X-MEN』ユニバースで何でもありの過激描写で展開された『デッドプール』シリーズが、マーベル・スタジオに加わって初めて製作される『デッドプール&ウルヴァリン』では、やっぱりスタジオから「こういうのはやめてね」と釘を刺されていたネタがあったようだ。だが逆に面白がられて、本編に取り入れられてしまうという事態となった。

監督のショーン・レヴィが英でブチ明かしている。「こういうこと言ってしまっていいのかわかんないですけど、確かにかなり初期段階から、薬物使用についての話し合いはされていました」とレヴィ。「面白い話だなと思って、じゃあその会話ごと盛り込んじゃおうってことになりました」。えぇ?

『デッドプール』シリーズではドラッグネタも扱われており、主人公のウェイド・ウィルソンは盲目のアルの部屋の床下にコカインを隠していた。ディズニーに加わるにあたって、こうしたドラッグネタは流石にやめてほしいと早い段階からお願いしていたにも関わらず、それが裏目に出てしまったようだ。

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実際に『デッドプール&ウルヴァリン』の予告編では、アルが「コカインやる?」と持ち出している。ウェイドが「ケヴィン・ファイギがそれだけはダメって言ってただろ」と返しているが、これこそがレヴィの言っていることなのだろう。まぁ、薬物を“使用”する描写ではないから、セーフってことである。

ちなみにこのシーン、アルはディズニーが誇る少年少女の夢・世界中の親御さんから信頼と安心を勝ち取った全年齢対象愛され看板大ヒットアニメ、泣く子も黙って大喜び『アナと雪の女王』の大事な大事な主題歌『雪だるまつくろう』をコカインに絡めてジョークにしてしまっている。この楽曲は『デッドプール2』でもネタにされていたのだが、本作ではあろうことか絶対にやめてくれてと頼んでいたドラッグにかけてイジられる顛末。それもこれも、彼らに「ドラッグネタはやらないで」なんて制止してしまったから……なのかもしれない?

行儀よくまじめなんて出来やしなかった映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日、日本だけ世界最速公開。

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