FRUITS ZIPPERは「7人の個性」、マユリカは「Z世代に刺さるかわいさ」が強み――『マユフル』兄妹が互いの魅力アピール
●FRUITS ZIPPERのお笑い力、マユリカのアイドル力は?
これまで『キョコロヒー』、『ハマスカ放送部』、『かまいガチ』『夫が寝たあとに』などのヒット番組を生み出してきたテレビ朝日のバラエティゾーン「バラバラ大作戦」に、4月から新番組『マユリカとおねだりフルーツジッパー』(毎週水曜26:15〜)が仲間入り。昨年の『M-1グランプリ』に決勝進出するなど、今勢いに乗っている若手芸人・マユリカと、話題曲「わたしの一番かわいいところ」がTikTok9億回再生を突破し、昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した、今大注目のアイドル・FRUITS ZIPPERがタッグを組む同番組では、コンビ名も実の妹の名前から取ったという生粋の“お兄ちゃん芸人”マユリカが、FRUITS ZIPPERからのちょっぴり無茶な“おねだり”に応えながら、さまざまな企画に体当たりで挑戦している。
今回は、マユリカの“なかたニキ”中谷・“阪本さん”阪本と、FRUITS ZIPPERの“あまねき”月足天音、“おすず”鎮西寿々歌、“優衣ちゃん”櫻井優衣が、さらに番組の魅力を広めようと収録後の囲み取材に登場。放送されないのがもったいないほどの楽しいトークを繰り広げ、番組の見どころや互いの魅力、今後の野望をたっぷりと語ってくれた。
○FRUITS ZIPPERは、7人全員違う面白さがある
――番組開始から約2カ月が経ちましたが、芸人のマユリカさんから見たFRUITS ZIPPERさんの面白いところを教えてください。
中谷:7人それぞれタイプは違うんですけど、めちゃくちゃ抜けているところがあったり、毎回予想してこないパンチが飛んできたりするので面白いですね。
阪本:……。
中谷:……?
阪本:……質問、何でしたっけ。
中谷:いや、何をしてたん!? FRUITS ZIPPERの面白いところは? っていう質問や。
阪本:7人のキャラが全然違っていて、ようやく誰がどういう子かが分かってきました。和気藹々としていて、バラエティ的にはすごくやりやすいグループだなと思っています。
――鎮西さん、月足さん、櫻井さんの魅力は。
中谷:おすずは、フィーチャーされた「一発ギャグ」回でも感じたのですが、鉄の心臓を持っていて、全く心が折れないところですかね。あまねきは、皆からいじられる愛され力がすごい。優衣ちゃんは言葉も知識も何にも知らないという意外性が面白いなと思います。
阪本:そうですね、おすずは僕でも赤くなるようなことを何回もやっていて、ハートが強いなと感じます。ビスケットブラザーズが好きだったり、お笑いへの愛が伝わってきてありがたいです。あまねきはいじられキャラということで、「ちっちゃい」以外のいじるポイントを見つけて、もっといじっていきたいと思っています。優衣ちゃんはあざとかわいいの先生。でも実はアホというギャップも持っているので、見ている方がびっくりするようなアホな部分をもっと引き出していきたいです。
○マユリカはZ世代に刺さるかわいさを持っている
――では、逆にアイドルのFRUITS ZIPPERさんから見たマユリカさんのかわいいところを教えてください。
鎮西:お二人の掛け合いがめちゃくちゃかわいいです。私たちの若いファンの子が、マユリカさんかわいいって言っている声もよく聞きます。Z世代に刺さるかわいさがあるなと。だから、お二人の絡みをもっと見たいですね。
中谷:ほんまか!?
阪本:“Z世代に刺さるかわいさ”……?
月足:初回放送で、FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」の振り付けをカバーしてくださったのですが、阪本さんはめっちゃかわいいポーズを生み出していましたし、なかたニキはめっちゃ踊れててかわいかったです。先日、日本武道館でライブをさせていただいたんですけど、そのとき歌った「CO-個性」という曲の振りコピもできていて。
中谷:ちょっと見て覚えてしまって。
阪本:かわいいことというか、怖いことやで。一回見て次会ったら覚えてるっていうのは、怖いことでもある。
中谷:妹のことを知っていくのはいいことやろ、怖ない怖ない。
櫻井:私は初めてお二人のことを見たときに、マスコットみたいでかわいいと思って。ポップで絵に描きやすそうだから、ステッカーとか、グッズにしたいなって。ぬいぐるみやキーホルダーになっても、かわいくおさまりそう。
阪本:すぐ、くさくなりそうやけどな。
中谷:嫌なこと言うなよ。
●FRUITS ZIPPERの武道館ライブに駆けつけたマユリカに感動
○メンバーの個性が光った回が印象に
――これまで、鎮西さんの「一発ギャグ」企画、櫻井さんの「あざとかわいい」企画など、たくさんの楽しい企画が放送されてきましたが、印象に残っている回を教えてください。
中谷:全部面白かったんですけど、えーっと……。
阪本:早く言えよ、おもんない番組みたいに思われるやろ。
中谷:ちゃうちゃう(笑)、料理の回は印象的でしたね。皆の普段と違う一面が見られたし、優衣ちゃんは意外と全くやったことがないんや、とか。
阪本:僕は、印象に残っているのはやっぱり第一回です。緊張していたのもあるし、初対面やったし、ドッキリやったし……、いろんなことが乗っかって一番思い出に残っています。面白かった企画は、何やろ……。
中谷:……。
阪本:……。
中谷:おもんない番組みたいになるやろ! お前もやってるやんけ! でも常に楽しいよね。
阪本:楽しいです。男性ブランコとかビスケットブラザーズとか、仲のいい芸人がゲストで来てくれたのも楽しかったなって。(※6月19日・26日放送予定)
月足:私は鎮西さんの「一発ギャグ」の回がすごく面白くて。クイズ形式だったので、私もギャグをやらなきゃいけなくって。おすずのハートの強さを身をもって体感できました(笑)。
鎮西:るなぴ(仲川瑠夏)と阪本さんが対決した「大喜利」の回です。阪本さんはFRUITS ZIPPERのメンバーを選んで、代わりに回答してもらうというルールで、阪本さんが私たちメンバーを活かして大喜利をするというスタイルが新しかったなって。阪本さんの回答によって、私たちメンバーも聞いたことのないような台詞がFRUITS ZIPPERの口から生み出されていてめっちゃ面白かったです。
櫻井:メンバーの個性が出ている企画ばかりで選べないんですけど。やっぱり「あざとかわいい企画」です。私自身メンバーのかわいいところを見るのが好きだし、ファンの方にも楽しんでもらえたかなって。
○互いに湧いてきた“公式お兄ちゃん”の自覚
――この番組でマユリカさんがFRUITS ZIPPERさんの“公式お兄ちゃん”になりましたが、お兄ちゃんの自覚は湧いてきましたか。
中谷:今こういう活動してんねやとか、新しい曲が出たんやとか、ちゃんとチェックするようになりましたね。そういう意味では、自覚が芽生えているかもしれません。
阪本:お兄ちゃんとして、番組では下ネタを言わないことを心がけています。一瞬にして妹が離れていくと思うので。
――ご自身の実の妹さんと接する感覚との違いは。
中谷:全然違います。FRUITS ZIPPERは慕ってくれるので、非常にかわいいですね。
阪本:そうですね。僕、実の妹とほぼしゃべらないので。
中谷:FRUITS ZIPPERとも収録中以外ほぼしゃべってないやないか!
――FRUITS ZIPPERさんも、マユリカさんが“公式お兄ちゃん”の自覚は湧いていますか。
鎮西:武道館のライブに来てくださったときは、めちゃくちゃうれしくて。
月足&櫻井:泣きそうになった!
鎮西:そう! ほかのメンバーも泣きそうになってて!
中谷:泣いてはないんや。
鎮西:家族が見に来てくれたような気持ちになって、めちゃくちゃうれしい感情が湧き出てくる自分にびっくりしました。そこまで、お兄ちゃんだと思っていたんだって気づかされました。
阪本:サプライズで行ったら、皆「泣きそうー!」って言ってくれて。なんでなんやろと思っていたんですけど、うれしいですね。
――番組でも放送されましたが、武道館の感想を教えてください
中谷:こんな大勢の前で、こんなに堂々とパフォーマンスして、やっぱりすごいんやって。
阪本:過去にどんなことがあったか知らなかったので、メンバーが歴史を手紙で読んでいくくだりは、ぐっときました。ただ、1万2,000人集客の武道館で2DAYS、合計2万4,000人。『マユフル』をTVerでお気に入り登録してくれているのは、1万人ちょっと。……あと1万人何しとんねん。(※取材時。現在は2万人超え)
月足:マユリカさんは、私たちだけだったら盛り上がらず終わっちゃうようなトークも全部リードしてくれるし、変なことを言っちゃっても肯定して聞いてくれて、すごく頼りがいがあります。今日の収録でも、私がうまくできなかったときすごくフォローしてくれて、優しいなって。
阪本:うまくできてたよ。
月足:こんな感じで(笑)。
櫻井:本当にいつも引っ張ってくれます。私もトークは緊張してあまりしゃべれないんですけど、全部面白くしてくれて、一人ひとりこういう風にしてあげたいとか、すごく考えてくださっているのがうれしいです。
●“おねだりしたいもの”発表でツッコミさく裂
○大規模なドッキリやロケにも意欲
――これから番組で挑戦したいことを教えてください。
鎮西:お二人にドッキリを仕掛けたいです。……言っちゃったけど(笑)。
阪本:ドッキリから始まっているからね。
中谷:初回がそうやったから。
鎮西:もっとぶっ飛んだ、すんごい規模のドッキリをやりたいです。
月足:私はFRUITS ZIPPERで体を張ったことがまだそんなにないので、バンジージャンプをやってみたいですね。よくアイドルさんがCDを発売するとき、ヒット祈願としてバンジージャンプしているのを見て、いいな、やりたいって思うんです。
阪本:勘弁してくれ!
中谷:高いところ苦手やからな。めっちゃ嫌いやねん。
月足:阪本さんを引き連れて行きたいです。
阪本:うーん。
中谷:うーんやないねん。
櫻井:私は平和なロケがしたいです。景色のめっちゃキレイなところに行って、感動したい。
中谷:番組のテイスト、大分変わるけどな(笑)。
櫻井:じゃあ、ご褒美ロケで!
中谷:目標達成したらキレイな景色が見られるっていうご褒美ロケ、いいね。
――どんなロケでも、お兄ちゃんが面白くしてくれるから安心ですね。
中谷:キレイな景色見て面白くするの、荷が重いです(笑)。僕は、いつもダンスをしているFRUITS ZIPPERですが、運動神経がどうかはまだ知らないので、スポーツ企画をやりたいです。
阪本:まなふぃ(真中まな)の誕生日企画があったんですけど、まだ会ったことのない状態でプレゼントを選ぶという全く意味が分からない状態だったので、ある程度メンバーのことを知った今、誰が一番センスがあるかを勝負するプレゼント対決をやりたいです。
○それぞれの“おねだりしたいもの”に驚き
――番組名にかけて、“おねだりしたいこと・もの”を教えてください。
鎮西:私は第六感です。スプーンを曲げたいと昔から言い続けていて、毎晩寝る前に曲げようと頑張っていて。でも、知り合いが二年前に曲げたんです。
阪本:誰や、それ。
鎮西:喜びと共に、ちょっと悔しくて。すごくピュアな人で、本当にスプーンは曲がるって信じ切っているから、私もスプーンは曲がるんだと信じて実現できるように、いろんなものをピュアに受け入れられるようになりたいです。
月足:私はいじられキャラだと言われることが多いんですけど、意外とツッコミを褒められることがあるので、ツッコミの極意を教えてもらいたいです。
――中谷さんから見て、月足さんのツッコミはいかがですか。
中谷:……あまねきがツッコんでるところ、まだ見てないですね。
阪本:でもいじられキャラってことは、ツッコミがうまいはず。
中谷:確かに、返すことが多くなるもんな。じゃあそういうところも注目しないとね。
櫻井:私は、引っ越しをして二年経つんですけど、家具が一つもそろっていなくて。
中谷:おっそ! なんでなん。
櫻井:本当にやばくて。かろうじて、マットレスと電子レンジとポットと冷蔵庫はあるんですけど。今、マットレスで寝てるんです。倉庫みたいな状態で全然リラックスできないんですよ。
阪本:よくないわ。
櫻井:ネットで買おうと思っても、おうちに帰ってくる時間が遅すぎて受け取れないので、便利な家具や、かわいい家具を探して買ってほしいです。
阪本:焼き芋2個焼ける機械なら……。
中谷:まなふぃにもあげたやつ、やめたれ!(誕生日企画でのプレゼント)僕は健康な体ですね。この間、人間ドックに行ったんですけど、D判定で再検査の項目があって。肝臓がフォアグラみたいになっているらしいんです。起きたとき「今日、これから一日俺ほんまに仕事できるのか」って思ってしまうぐらい、信じられないくらい毎日しんどいので、10代のときのような健康な体をお願いしたいです。肝臓が悪いって、お酒も飲まへんのに。
櫻井:何が原因で、そんなに壊れちゃうんですか?
中谷:“壊れちゃう”って……。
阪本:僕がおねだりしたいのは、200億円ですね。
中谷:アホなの?
阪本:ほしいんです、マジで。
中谷:ここにいる人全員ほしいやろ。額もアホみたいやな。
阪本:親切で頭の良い人、「ここの地域に入ったらだめです」とか言ってくれる人と一緒に世界旅行に行って、おいしいものを食べて、200億円全額使って死にたいです。
○『マユフル』は互いの魅力が伝わる成長物語!?
――最後に、『マユフル』のアピールをお願いします。
鎮西:すごい……勢いの最骨頂を……お見せしますので。
中谷:勢いの最骨頂。
鎮西:これからもっともっと昇り龍のように昇っていきたいですし、その過程を皆さんにタイムリーに見ていただける番組です。
中谷:成長物語やね。
鎮西:お笑いとアイドルの、“セッション”を見ていただけると思います。
一同:おぉ〜!
月足:このあと話しにくいです(笑)。
阪本:大丈夫、意味分からなすぎて、何も言ってないも同然やから。
月足:30分もなくてサクッと見やすいので、朝の準備中や寝る前のちょっとした時間に見ていただければ、癒しや笑いをお届けできる番組になっていると思います。
櫻井:ただのアイドルバラエティ番組じゃないので、ぜひ見てほしいです。FRUITS ZIPPERって本当に個性豊かなグループで、『マユフル』では等身大で、素で楽しんでいるところが見られるので、FRUITS ZIPPERの面白さが伝わったらうれしいです。
中谷:『マユフル』は、FRUITS ZIPPERのファンの方が見ても、僕らのファンの方が見ても楽しめる番組だと思うんです。どちらかのファンが「こっちもめっちゃいいな」って、両方の良さを知ってもらえる番組になっています。
阪本:……もう、皆に大分取られたんですけど。
中谷:すまんけどな、そこは。
阪本:アイドルと芸人の番組って聞くと、お笑いファンの方は「アイドルか」って思うかもしれないし、アイドルファンの方も「知らん芸人、出てるな」となりがちですが、『マユフル』はめっちゃいいバランスでできていると思っていて。かわいい部分もあるし、面白い部分もあるし、見やすいバラエティになっているので、ぜひ見てください。
■マユリカ
1989年10月23日生まれの中谷と、1990年1月7日生まれの阪本によるお笑いコンビ。2人は3歳からの幼馴染みで、2011年にコンビを結成。NSC大阪校33期生。2017年に第2回上方漫才協会大賞 新人賞、2021年にオールザッツ漫才2021 準優勝、2022年に第7回上方漫才協会大賞 文芸部門賞を受賞。2023年4月より東京に進出した。『M-1グランプリ2023』では初のファイナリストとなり、4位に。“ずっとキモダチ”というキャッチフレーズでも注目された。バラエティ番組『ラヴィット!』、『お笑い4コマパーティー ロロロロ』、ラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』などに出演中。
■FRUITS ZIPPER
月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルによる7人組アイドルグループ。アソビシステムが手掛ける、アイドル文化を世界に向けて発信する新プロジェクト「KAWAII LAB.」より、2022年に誕生した。同年4月にリリースした「わたしの一番かわいいところ」がTikTokで9億回以上再生される人気曲に。2023年、『第65回輝く! 日本レコード大賞』で最優秀新人賞を受賞した。2024年4月にリリースした1stアルバム「NEW KAWAII」がオリコン週間アルバムランキングで2位を獲得。5月には初の武道館公演となる『FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ〜NEW KAWAII〜』を2DAYSで開催した。9月から、12都市13公演を周るホールツアー 「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN -」を開催する。
これまで『キョコロヒー』、『ハマスカ放送部』、『かまいガチ』『夫が寝たあとに』などのヒット番組を生み出してきたテレビ朝日のバラエティゾーン「バラバラ大作戦」に、4月から新番組『マユリカとおねだりフルーツジッパー』(毎週水曜26:15〜)が仲間入り。昨年の『M-1グランプリ』に決勝進出するなど、今勢いに乗っている若手芸人・マユリカと、話題曲「わたしの一番かわいいところ」がTikTok9億回再生を突破し、昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した、今大注目のアイドル・FRUITS ZIPPERがタッグを組む同番組では、コンビ名も実の妹の名前から取ったという生粋の“お兄ちゃん芸人”マユリカが、FRUITS ZIPPERからのちょっぴり無茶な“おねだり”に応えながら、さまざまな企画に体当たりで挑戦している。
○FRUITS ZIPPERは、7人全員違う面白さがある
――番組開始から約2カ月が経ちましたが、芸人のマユリカさんから見たFRUITS ZIPPERさんの面白いところを教えてください。
中谷:7人それぞれタイプは違うんですけど、めちゃくちゃ抜けているところがあったり、毎回予想してこないパンチが飛んできたりするので面白いですね。
阪本:……。
中谷:……?
阪本:……質問、何でしたっけ。
中谷:いや、何をしてたん!? FRUITS ZIPPERの面白いところは? っていう質問や。
阪本:7人のキャラが全然違っていて、ようやく誰がどういう子かが分かってきました。和気藹々としていて、バラエティ的にはすごくやりやすいグループだなと思っています。
――鎮西さん、月足さん、櫻井さんの魅力は。
中谷:おすずは、フィーチャーされた「一発ギャグ」回でも感じたのですが、鉄の心臓を持っていて、全く心が折れないところですかね。あまねきは、皆からいじられる愛され力がすごい。優衣ちゃんは言葉も知識も何にも知らないという意外性が面白いなと思います。
阪本:そうですね、おすずは僕でも赤くなるようなことを何回もやっていて、ハートが強いなと感じます。ビスケットブラザーズが好きだったり、お笑いへの愛が伝わってきてありがたいです。あまねきはいじられキャラということで、「ちっちゃい」以外のいじるポイントを見つけて、もっといじっていきたいと思っています。優衣ちゃんはあざとかわいいの先生。でも実はアホというギャップも持っているので、見ている方がびっくりするようなアホな部分をもっと引き出していきたいです。
○マユリカはZ世代に刺さるかわいさを持っている
――では、逆にアイドルのFRUITS ZIPPERさんから見たマユリカさんのかわいいところを教えてください。
鎮西:お二人の掛け合いがめちゃくちゃかわいいです。私たちの若いファンの子が、マユリカさんかわいいって言っている声もよく聞きます。Z世代に刺さるかわいさがあるなと。だから、お二人の絡みをもっと見たいですね。
中谷:ほんまか!?
阪本:“Z世代に刺さるかわいさ”……?
月足:初回放送で、FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」の振り付けをカバーしてくださったのですが、阪本さんはめっちゃかわいいポーズを生み出していましたし、なかたニキはめっちゃ踊れててかわいかったです。先日、日本武道館でライブをさせていただいたんですけど、そのとき歌った「CO-個性」という曲の振りコピもできていて。
中谷:ちょっと見て覚えてしまって。
阪本:かわいいことというか、怖いことやで。一回見て次会ったら覚えてるっていうのは、怖いことでもある。
中谷:妹のことを知っていくのはいいことやろ、怖ない怖ない。
櫻井:私は初めてお二人のことを見たときに、マスコットみたいでかわいいと思って。ポップで絵に描きやすそうだから、ステッカーとか、グッズにしたいなって。ぬいぐるみやキーホルダーになっても、かわいくおさまりそう。
阪本:すぐ、くさくなりそうやけどな。
中谷:嫌なこと言うなよ。
●FRUITS ZIPPERの武道館ライブに駆けつけたマユリカに感動
○メンバーの個性が光った回が印象に
――これまで、鎮西さんの「一発ギャグ」企画、櫻井さんの「あざとかわいい」企画など、たくさんの楽しい企画が放送されてきましたが、印象に残っている回を教えてください。
中谷:全部面白かったんですけど、えーっと……。
阪本:早く言えよ、おもんない番組みたいに思われるやろ。
中谷:ちゃうちゃう(笑)、料理の回は印象的でしたね。皆の普段と違う一面が見られたし、優衣ちゃんは意外と全くやったことがないんや、とか。
阪本:僕は、印象に残っているのはやっぱり第一回です。緊張していたのもあるし、初対面やったし、ドッキリやったし……、いろんなことが乗っかって一番思い出に残っています。面白かった企画は、何やろ……。
中谷:……。
阪本:……。
中谷:おもんない番組みたいになるやろ! お前もやってるやんけ! でも常に楽しいよね。
阪本:楽しいです。男性ブランコとかビスケットブラザーズとか、仲のいい芸人がゲストで来てくれたのも楽しかったなって。(※6月19日・26日放送予定)
月足:私は鎮西さんの「一発ギャグ」の回がすごく面白くて。クイズ形式だったので、私もギャグをやらなきゃいけなくって。おすずのハートの強さを身をもって体感できました(笑)。
鎮西:るなぴ(仲川瑠夏)と阪本さんが対決した「大喜利」の回です。阪本さんはFRUITS ZIPPERのメンバーを選んで、代わりに回答してもらうというルールで、阪本さんが私たちメンバーを活かして大喜利をするというスタイルが新しかったなって。阪本さんの回答によって、私たちメンバーも聞いたことのないような台詞がFRUITS ZIPPERの口から生み出されていてめっちゃ面白かったです。
櫻井:メンバーの個性が出ている企画ばかりで選べないんですけど。やっぱり「あざとかわいい企画」です。私自身メンバーのかわいいところを見るのが好きだし、ファンの方にも楽しんでもらえたかなって。
○互いに湧いてきた“公式お兄ちゃん”の自覚
――この番組でマユリカさんがFRUITS ZIPPERさんの“公式お兄ちゃん”になりましたが、お兄ちゃんの自覚は湧いてきましたか。
中谷:今こういう活動してんねやとか、新しい曲が出たんやとか、ちゃんとチェックするようになりましたね。そういう意味では、自覚が芽生えているかもしれません。
阪本:お兄ちゃんとして、番組では下ネタを言わないことを心がけています。一瞬にして妹が離れていくと思うので。
――ご自身の実の妹さんと接する感覚との違いは。
中谷:全然違います。FRUITS ZIPPERは慕ってくれるので、非常にかわいいですね。
阪本:そうですね。僕、実の妹とほぼしゃべらないので。
中谷:FRUITS ZIPPERとも収録中以外ほぼしゃべってないやないか!
――FRUITS ZIPPERさんも、マユリカさんが“公式お兄ちゃん”の自覚は湧いていますか。
鎮西:武道館のライブに来てくださったときは、めちゃくちゃうれしくて。
月足&櫻井:泣きそうになった!
鎮西:そう! ほかのメンバーも泣きそうになってて!
中谷:泣いてはないんや。
鎮西:家族が見に来てくれたような気持ちになって、めちゃくちゃうれしい感情が湧き出てくる自分にびっくりしました。そこまで、お兄ちゃんだと思っていたんだって気づかされました。
阪本:サプライズで行ったら、皆「泣きそうー!」って言ってくれて。なんでなんやろと思っていたんですけど、うれしいですね。
――番組でも放送されましたが、武道館の感想を教えてください
中谷:こんな大勢の前で、こんなに堂々とパフォーマンスして、やっぱりすごいんやって。
阪本:過去にどんなことがあったか知らなかったので、メンバーが歴史を手紙で読んでいくくだりは、ぐっときました。ただ、1万2,000人集客の武道館で2DAYS、合計2万4,000人。『マユフル』をTVerでお気に入り登録してくれているのは、1万人ちょっと。……あと1万人何しとんねん。(※取材時。現在は2万人超え)
月足:マユリカさんは、私たちだけだったら盛り上がらず終わっちゃうようなトークも全部リードしてくれるし、変なことを言っちゃっても肯定して聞いてくれて、すごく頼りがいがあります。今日の収録でも、私がうまくできなかったときすごくフォローしてくれて、優しいなって。
阪本:うまくできてたよ。
月足:こんな感じで(笑)。
櫻井:本当にいつも引っ張ってくれます。私もトークは緊張してあまりしゃべれないんですけど、全部面白くしてくれて、一人ひとりこういう風にしてあげたいとか、すごく考えてくださっているのがうれしいです。
●“おねだりしたいもの”発表でツッコミさく裂
○大規模なドッキリやロケにも意欲
――これから番組で挑戦したいことを教えてください。
鎮西:お二人にドッキリを仕掛けたいです。……言っちゃったけど(笑)。
阪本:ドッキリから始まっているからね。
中谷:初回がそうやったから。
鎮西:もっとぶっ飛んだ、すんごい規模のドッキリをやりたいです。
月足:私はFRUITS ZIPPERで体を張ったことがまだそんなにないので、バンジージャンプをやってみたいですね。よくアイドルさんがCDを発売するとき、ヒット祈願としてバンジージャンプしているのを見て、いいな、やりたいって思うんです。
阪本:勘弁してくれ!
中谷:高いところ苦手やからな。めっちゃ嫌いやねん。
月足:阪本さんを引き連れて行きたいです。
阪本:うーん。
中谷:うーんやないねん。
櫻井:私は平和なロケがしたいです。景色のめっちゃキレイなところに行って、感動したい。
中谷:番組のテイスト、大分変わるけどな(笑)。
櫻井:じゃあ、ご褒美ロケで!
中谷:目標達成したらキレイな景色が見られるっていうご褒美ロケ、いいね。
――どんなロケでも、お兄ちゃんが面白くしてくれるから安心ですね。
中谷:キレイな景色見て面白くするの、荷が重いです(笑)。僕は、いつもダンスをしているFRUITS ZIPPERですが、運動神経がどうかはまだ知らないので、スポーツ企画をやりたいです。
阪本:まなふぃ(真中まな)の誕生日企画があったんですけど、まだ会ったことのない状態でプレゼントを選ぶという全く意味が分からない状態だったので、ある程度メンバーのことを知った今、誰が一番センスがあるかを勝負するプレゼント対決をやりたいです。
○それぞれの“おねだりしたいもの”に驚き
――番組名にかけて、“おねだりしたいこと・もの”を教えてください。
鎮西:私は第六感です。スプーンを曲げたいと昔から言い続けていて、毎晩寝る前に曲げようと頑張っていて。でも、知り合いが二年前に曲げたんです。
阪本:誰や、それ。
鎮西:喜びと共に、ちょっと悔しくて。すごくピュアな人で、本当にスプーンは曲がるって信じ切っているから、私もスプーンは曲がるんだと信じて実現できるように、いろんなものをピュアに受け入れられるようになりたいです。
月足:私はいじられキャラだと言われることが多いんですけど、意外とツッコミを褒められることがあるので、ツッコミの極意を教えてもらいたいです。
――中谷さんから見て、月足さんのツッコミはいかがですか。
中谷:……あまねきがツッコんでるところ、まだ見てないですね。
阪本:でもいじられキャラってことは、ツッコミがうまいはず。
中谷:確かに、返すことが多くなるもんな。じゃあそういうところも注目しないとね。
櫻井:私は、引っ越しをして二年経つんですけど、家具が一つもそろっていなくて。
中谷:おっそ! なんでなん。
櫻井:本当にやばくて。かろうじて、マットレスと電子レンジとポットと冷蔵庫はあるんですけど。今、マットレスで寝てるんです。倉庫みたいな状態で全然リラックスできないんですよ。
阪本:よくないわ。
櫻井:ネットで買おうと思っても、おうちに帰ってくる時間が遅すぎて受け取れないので、便利な家具や、かわいい家具を探して買ってほしいです。
阪本:焼き芋2個焼ける機械なら……。
中谷:まなふぃにもあげたやつ、やめたれ!(誕生日企画でのプレゼント)僕は健康な体ですね。この間、人間ドックに行ったんですけど、D判定で再検査の項目があって。肝臓がフォアグラみたいになっているらしいんです。起きたとき「今日、これから一日俺ほんまに仕事できるのか」って思ってしまうぐらい、信じられないくらい毎日しんどいので、10代のときのような健康な体をお願いしたいです。肝臓が悪いって、お酒も飲まへんのに。
櫻井:何が原因で、そんなに壊れちゃうんですか?
中谷:“壊れちゃう”って……。
阪本:僕がおねだりしたいのは、200億円ですね。
中谷:アホなの?
阪本:ほしいんです、マジで。
中谷:ここにいる人全員ほしいやろ。額もアホみたいやな。
阪本:親切で頭の良い人、「ここの地域に入ったらだめです」とか言ってくれる人と一緒に世界旅行に行って、おいしいものを食べて、200億円全額使って死にたいです。
○『マユフル』は互いの魅力が伝わる成長物語!?
――最後に、『マユフル』のアピールをお願いします。
鎮西:すごい……勢いの最骨頂を……お見せしますので。
中谷:勢いの最骨頂。
鎮西:これからもっともっと昇り龍のように昇っていきたいですし、その過程を皆さんにタイムリーに見ていただける番組です。
中谷:成長物語やね。
鎮西:お笑いとアイドルの、“セッション”を見ていただけると思います。
一同:おぉ〜!
月足:このあと話しにくいです(笑)。
阪本:大丈夫、意味分からなすぎて、何も言ってないも同然やから。
月足:30分もなくてサクッと見やすいので、朝の準備中や寝る前のちょっとした時間に見ていただければ、癒しや笑いをお届けできる番組になっていると思います。
櫻井:ただのアイドルバラエティ番組じゃないので、ぜひ見てほしいです。FRUITS ZIPPERって本当に個性豊かなグループで、『マユフル』では等身大で、素で楽しんでいるところが見られるので、FRUITS ZIPPERの面白さが伝わったらうれしいです。
中谷:『マユフル』は、FRUITS ZIPPERのファンの方が見ても、僕らのファンの方が見ても楽しめる番組だと思うんです。どちらかのファンが「こっちもめっちゃいいな」って、両方の良さを知ってもらえる番組になっています。
阪本:……もう、皆に大分取られたんですけど。
中谷:すまんけどな、そこは。
阪本:アイドルと芸人の番組って聞くと、お笑いファンの方は「アイドルか」って思うかもしれないし、アイドルファンの方も「知らん芸人、出てるな」となりがちですが、『マユフル』はめっちゃいいバランスでできていると思っていて。かわいい部分もあるし、面白い部分もあるし、見やすいバラエティになっているので、ぜひ見てください。
■マユリカ
1989年10月23日生まれの中谷と、1990年1月7日生まれの阪本によるお笑いコンビ。2人は3歳からの幼馴染みで、2011年にコンビを結成。NSC大阪校33期生。2017年に第2回上方漫才協会大賞 新人賞、2021年にオールザッツ漫才2021 準優勝、2022年に第7回上方漫才協会大賞 文芸部門賞を受賞。2023年4月より東京に進出した。『M-1グランプリ2023』では初のファイナリストとなり、4位に。“ずっとキモダチ”というキャッチフレーズでも注目された。バラエティ番組『ラヴィット!』、『お笑い4コマパーティー ロロロロ』、ラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』などに出演中。
■FRUITS ZIPPER
月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルによる7人組アイドルグループ。アソビシステムが手掛ける、アイドル文化を世界に向けて発信する新プロジェクト「KAWAII LAB.」より、2022年に誕生した。同年4月にリリースした「わたしの一番かわいいところ」がTikTokで9億回以上再生される人気曲に。2023年、『第65回輝く! 日本レコード大賞』で最優秀新人賞を受賞した。2024年4月にリリースした1stアルバム「NEW KAWAII」がオリコン週間アルバムランキングで2位を獲得。5月には初の武道館公演となる『FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ〜NEW KAWAII〜』を2DAYSで開催した。9月から、12都市13公演を周るホールツアー 「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN -」を開催する。