ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人の中で最も面白い芸人を決める「ワタナベお笑いNo.1決定戦2024」の決勝戦が15日、都内で行われ、同大会への出場は今年でラストと宣言していた結成15年目のお笑いコンビ・Aマッソが優勝。大会後に報道陣の取材に応じ、心境を語った。

Aマッソ


9年目を迎えた今年の「ワタナベお笑いNo.1決定戦」は、ナチョス。、ジグロポッカ、リバーマン、江戸川ジャンクジャンク、Gパンパンダ、チュランペット、ゼンモンキー、ちゃんぴおんず、ファイヤーサンダー、Aマッソの計10組が決勝に進出。

決勝戦は、1stラウンドとして2組ずつのタイマン勝負で計5試合を実施。第1試合:ちゃんぴおんず VS ナチョス。、第2試合:ファイヤーサンダー VS リバーマン、第3試合:Gパンパンダ VS Aマッソ、第4試合:ゼンモンキー VS チュランペット、第5試合:ジグロポッカ VS 江戸川ジャンクジャンクで戦い、ナチョス。、ファイヤーサンダー、Aマッソ、ゼンモンキー、ジグロポッカの5組がファイナルラウンドへ。そして、5組が改めてネタを披露し、Aマッソが優勝に輝いた。

囲み取材で、むらきゃみは「胸がまだ高鳴っていまして、これは今夜中には静まらないと思います」と心境を表現。加納は「詩人やな」とツッコミを入れ、「『M-1』でも『キングオブコント』でも『ナベ1』でも、毎年最悪の気持ちで終わるんです。今年は最悪な気持ちなく終われたなと。嫌な気持ちにならずに終わった大会がなかったのでそれがうれしいです」と語った。

同大会について、加納は「お客さんがいい感じの緊張感のまま楽しめるすごく好きな大会ではありましたね。毎年楽しんでいました。何やってもいいので、そういうところは好きでした」と述べ、むらきゃみは「今大会にてやっと光を得た感じがしました。前までは暗転の気分やったんですけど、今年で明転しました」とにっこり。優勝したことで、事務所内にて「だんだん態度は大きくなると思います」とむらきゃみが言うと、加納も「デカくなると思います」と笑った。

次なる目標を聞かれると、加納は「単独が控えているので、新規の人にツアーに来てほしいですね。来月からあるので。賞レースというより、もっと大きいところで単独をやりたい」と答え、むらきゃみは「いっぱいうちらのこと好きになってほしいです」と話していた。

なお、審査は、審査員と観客の投票で決定。審査員は、審査員長のふかわりょうをはじめ、アンガールズの田中卓志、加地倫三氏、佐久間宣行氏、小松純也氏の5人が務めた。また、俳優の山田裕貴が特別ゲストとして出演した。