1998年3月に連載がスタートした「HUNTER×HUNTER」は、人気を博しながらも休載を挟むことが多く、繰り返し休載しながら連載を進めています。長いときは3年以上休載が続き、再開する際にはニュースになるほど話題を呼ぶことでも有名です。そんなHUNTER×HUNTERがスタートからどれくらいの割合を休載しているのかを、さまざまな表で視覚化したサイトが「HUNTER×HUNTER Hiatus Chart」です。

Hiatus Chart

https://hiatus-hiatus.github.io/

HUNTER×HUNTERの休載チャートとしてサイトが示しているものが以下。縦軸が西暦、横軸が週刊少年ジャンプの号数。連載が開始した1998年14号から誌面にHUNTER×HUNTERが掲載されているかどうかを、青色なら掲載、赤色なら休載で表しています。なお、記事作成時点の最新号は2024年26号ですが、表に示されているのは21号のため、日本における最新号の情報が載っているわけではありません。



各ブロックにマウスオンすると、そこが何号のジャンプで、掲載されている場合は第何話かが表示されます。チャートの注意点として、HUNTER×HUNTERは2022年12月26日に発売した2023年4・5合併号の第400話を最後に「今後は週刊連載ではない掲載形態で皆さまにお届けすることになりました」と発表がありました。そのため、それ以降は正確には「週刊少年ジャンプで休載」というわけではありませんが、記事作成時点ではどこでどのように掲載するか未発表のため、「新しい形式が発表されるまで、チャートは週刊少年ジャンプのスケジュールに従います」とサイトには注意書きされています。



チャートの右上にある「Arcs」というボタンをクリックすると、表がストーリーの章ごとに色分けされた形で見ることができます。古い順に「ハンター試験編」を青色、「ゾルディック家編」を濃い緑、「天空闘技場編」を黄色、「ヨークシン編」が緑、「グリードアイランド(G.I)編」がオレンジ、「キメラ=アント編」が紫、「ハンター協会会長選挙編」をマゼンタ、暗黒大陸に向かう準備期間のエピソードを「暗黒大陸編」としてグレー、暗黒大陸を目指す船の中で王族と部下たち等のバトルを描く最新の「王位継承編」を黄緑、と色分けしています。色が付いていない部分は休載期間。



また、サイトをスクロールすると他の形式でHUNTER×HUNTERの休載傾向を示したものも見ることができます。「Streaks」では、棒グラフのような形で連続した連載話数と休載話数の変遷を見ることができます。



「Streaks」では「しきい値」を設定可能で、例えば「10」にした場合は9連続以下の連載・休載は表示されません。しきい値を「1」に設定すると、すべてのデータが表示されます。



しきい値を「1」にして、2013年3号以降の休載・連載ペースを表示させたのが以下。2016年20号以降は、約10話を掲載したら休載、という形を繰り返していることがわかります。2019年1号から2022年46号の184週連続、期間にして約3年10カ月の休載は、記事作成時点で最長の連続休載期間です。



「Trend」では年ごとの連載・休載話数のボリューム値を比較しながら見やすくなっています。



また、サイトの関連リンクには同じ冨樫義博先生の作品である「幽☆遊☆白書」の休載チャートもあります。これによると、幽☆遊☆白書は約3年の連載で休載したのが1回のみ。



「Hiatus Chart」の最下部にはコメント欄があり、冨樫先生がXで原稿の進行状況を報告していることから連載開始に期待する声や、過去に週刊少年ジャンプの表紙に描かれたHUNTER×HUNTERの主人公であるゴン=フリークスのイラストがアップされたことに喜ぶ声などが集まっていました。