【お食事パン部門】サプライズも隠し味!こだわりの詰まったベーカリー「siro」/三鷹

「siro(しろ)」は、JR三鷹駅南口から徒歩4分ほどの場所にあるベーカリー。すべて国産小麦を使用し、長時間発酵※1、湯ゲル※2、高加水、高配合、コンベクションオーブン※3の5つの組み合わせを駆使した、生地そのものがおいしいパンが揃います。

※1 仕込み生地を冷凍しそこから冷蔵長時間発酵をさせる製法  ※2 より保水性・弾力性を高めた湯種製法 ※3 熱風を対流させ均一に熱を通すオーブン

麦っ娘さんのおすすめポイント

南青山の人気ベーカリー「d’une rarete(でゅぬ らるて)」出身のシェフが手がける「siro」。素材本来のおいしさを最大限に引き出すために食材にこだわり、パン生地には自家製の塩麹や醤油麹などを使用しています。シンプルながら味わい深さが感じられる、魅力的なパンが数多く並ぶお店です。


麦っ娘さんの「推しパン」はコレ!

「お塩」210円

「お塩」は「siro」の一番人気のパン。塩麹を配合した生地に、有塩バターと岩塩を包んで焼いたシンプルな塩パンです。麹のうま味が生地に浸透し、麹の酵素活性により口溶けもよくなるそう。型に入れて焼くことで、溶け出したバターによってカリカリになった底の食感も絶妙なアクセントになっています。

麦っ娘さんのおすすめポイント

「siro」の代表パンである「お塩」は、リピート率No.1を誇る人気商品。歯切れがよく、うま味が強い塩麴の生地に、有塩バターと少量の岩塩を巻き込んで焼き上げています。麹のうま味とバターの香りの不思議なマリアージュが楽しめる、ほかのお店では味わえない逸品です。


「siro」のコンセプトは“普遍性と驚き”。過剰に風味付けはせず、素材本来のシンプルなおいしさに特化した“普段使いのパン”を意識しつつも、どこかに驚きを感じてもらえる工夫を取り入れているそう。ぜひ味わってみてください。
■siro(しろ)
住所:東京都三鷹市下連雀3-37-28
TEL:0422-66-2180
営業時間:9時30分〜18時 ※売り切れ次第終了
定休日:日・月曜(ほか不定休)
アクセス:JR三鷹駅南口から徒歩4分

【スイーツパン部門】天然素材のやさしさで体の中から癒やされる「MAISON KUROSU」/用賀

東急田園都市線用賀駅から徒歩4分ほど。「MAISON KUROSU(めぞんくろす)」は、極力無農薬の野菜や小麦を使い、添加物の少ない材料で作ったパンが味わえるベーカリー。塩や砂糖は精製度が低いもの、植物油はコールドプレスのものを使用しているそう。

麦っ娘さんのおすすめポイント

「MAISON KUROSU」は、“身体にやさしい食と空間”をコンセプトに掲げる、天然素材にこだわった上質なパンが揃う人気店。次世代の子どもたちにも安心して食べてもらいたいという熱い思いが込められたパンは、体にやさしいだけでなく心躍るものばかりです。


麦っ娘さんの「推しパン」はコレ!

「手亡白餡バター」398円

「雲」と名付けられた「MAISON KUROSU」の食パンは、湯種製法によるもっちり弾力のあるパン。その「雲」と同じ生地で少し小さめに焼き上げた「ミニ食パン」に、なめらかな白餡と国産バターをはさんだスペシャリテが「手亡白餡(てぼうしろあん)バター」です。

麦っ娘さんのおすすめポイント

京都の老舗製餡所「山梨製餡」と共同開発したコクのある手亡白餡と国産バターを、看板商品である「雲」にサンドしたあんバターはファンが多い人気パン! むっちりもっちりもふもふの食感はまさに雲のよう。上品な甘さの白餡に、国産バターのコクとまろやかさがこのうえなくマッチしていて「雲」との相性も抜群です。


「雲」はもちろん「ミニ食パン」だけでも購入できるほか、同じくオリジナルの和三盆餡子を使用した「和三盆餡バター」398円なども。「MAISON KUROSU」のほっこりやさしいパンで、心も体も癒やされてみてはいかがでしょうか。
■MAISON KUROSU(めぞんくろす)
住所:東京都世田谷区用賀4-28-20 プチモンド用賀1F
TEL:03-6336-5204
営業時間:10〜18時
定休日:日・月曜
アクセス:東急田園都市線用賀駅から徒歩4分

【高加水パン部門】熱狂的ファンが多い唯一無二の超高加水パン「しかたらむかな」/神楽坂

JR飯田橋駅や都営地下鉄牛込神楽坂駅からともに徒歩5分の場所に位置する「しかたらむかな」。清澄白河の大人気ベーカリー「中村食糧(なかむらしょくりょう)」が、店名を改めて神楽坂に移転オープンしました。
数種類の酵母を組み合わせ、長時間発酵で焼いた高加水パンが堪能できます。

麦っ娘さんのおすすめポイント

自家製酵母と長時間発酵で唯一無二の食感のパンが楽しめる「しかたらむかな」。ジューシーでみずみずしい具だくさんの高加水パンが、パンマニアの間で大きな話題となっています。ネーミングもユニークで独創的なパンに、遠方から訪れる方や足しげく通うファンも多く、すさまじい人気ぶりです。


麦っ娘さんの「推しパン」はコレ!

「たわわ」842円

2種類のレーズン、イチジク、オレンジ、くるみをふんだんに使用した高加水パン。もっちりした生地と具材のバランスが抜群の逸品です。

麦っ娘さんのおすすめポイント

「たわわ」は、「中村食糧」より前、オーナーが和歌山で営んでいたベーカリー「3ft(さんえふてぃー)」時代から多くの人を魅了しており、大変人気のある商品です。中にはレーズン、イチジク、オレンジ、くるみがぎっしり。一度食べたら誰かにおすすめしたくなること間違いなし!


なお、「しかたらむかな」はオープン(10時30分)から12時30分までの来店には、予約が必要なのでご注意を。詳細は公式SNSでチェックしてみてください!
■しかたらむかな
住所:東京都新宿区若宮町13-1 kifannex101
TEL:なし
営業時間:10時30分〜15時 ※10時30分〜12時30分は要予約
定休日:火・水曜
アクセス:JR飯田橋駅または都営地下鉄牛込神楽坂駅からともに徒歩5分

【サンドイッチ部門】本気のフランスパンに出合えるフランスパン専門店「SONKA」/南阿佐ケ谷

「SONKA(そんか)」があるのは、東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅から徒歩15分の五日市街道沿い。フランスパンに魅せられたオーナーが営むお店にはこだわり抜かれた商品の数々が並び、フランスパンを用いたカスクート(サンドイッチ)はオーダー制のため、つくりたてが味わえます。

麦っ娘さんのおすすめポイント

小麦と塩と酵母と水。パンのなかでも最もシンプルな最小限の材料で作られている奥が深いフランスパン。「SONKA」では、深いうま味と絶妙な食感の極上フランスパンを主役にしたサンドイッチが楽しめます。


麦っ娘さんの「推しパン」はコレ!

「生ハムとクリームチーズ」500円

具材の豪華さをアピールする昨今のサンドイッチとはあえて距離を置き、まずパン自体のおいしさを伝えること、そのための具材選びを通して、きちんとしたフランスパンありきのサンドイッチを目指しているそう。

麦っ娘さんのおすすめポイント

バリバリっとした香ばしいクラスト(パンの外側)と、もっちりとしたみずみずしいクラム(パンの中身)とのコントラストがはっきりしている「SONKA」のフランスパンは、北海道産の国産小麦を使用し、ゆっくりと長時間発酵させて作られています。主張しすぎない程よい塩気の生ハムと、クリーミーでコクのあるクリームチーズがパンのおいしさを引き立てていて、無心で食べ進めてしまいます。


イートインもできるため、「コーヒー」380円や「ラテ」430円などとともに、フランスパンのおいしさを堪能するのもおすすめです。
■SONKA(そんか)
住所:東京都杉並区成田東2-33-9
TEL:なし
営業時間:9時30分〜13時 ※売り切れ次第終了
定休日:火・日曜
アクセス:東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅から徒歩15分

パンを愛してやまないパンスタグラマーが選ぶ都内のベストベーカリー、いかがでしたか。ぜひ参考にして自分の“推しベーカリー&推しパン”を見つけてみてくださいね。

【監修者プロフィール】

麦っ娘┇パン美術館
SNS:@pan_art.museum
パンをこよなく愛するパンオタク。今食べたい旬のパンとおすすめパン情報を多くのパン好きに届けるべく、カメラを片手にパン屋さんを巡っている。

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Photo:麦っ娘
Text:小山亮子(vivace)

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