珍しい料理がちょくちょく見つかる業務スーパーの輸入食品に、『麻辣香鍋(マーラーシャングオ)の素』という新作が追加されています。

麻辣香鍋とは中国発祥の鍋料理のことだそう。鍋と言ってもスープは入っておらず、調味料を具材に絡めて炒め調理する汁なし火鍋なんです。花椒のシビレ感が爽やかな、見た目よりもさっぱり寄りの旨辛テイストですよ。



『麻辣香鍋の素』の価格・内容量は?

『麻辣香鍋の素』は386円(税込、税抜358円)で販売中。パッケージが大きいわりに、入っているのは調理用ソースが2袋のみ。内容量は220g(1袋110g)です。

原産国は中国、輸入・販売は神戸物産。中国の食品メーカー・天味食品(Teway Food)が製造する商品のようです。

必要な具材はけっこう多め

具材は自分で用意する必要あり。パッケージ裏に記載された本品1袋分の調理例(5〜6人前)では、以下の食材が使用されています。

えび …… 8尾豚バラスライス …… 150gいか …… 150gたまねぎ …… 1個ブロッコリー …… 150gピーマン …… 3個れんこん …… 200gじゃがいも …… 3個たけのこ …… 1本

これはあくまで参考程度に。本場中国では入れる具材を自分で選ぶメニューだそうですし(肉と野菜をメインにしてきのこ類も入れるなど)、具材は好みで調整してみてください。

調理自体は順番に炒めるだけ

フライパンを熱して本品1袋を入れたら、軽く炒めましょう。各種スパイス類の香りが立ってきます。

調理例どおりの具材にするなら、豚肉、えび、いか、野菜類の順番で投入して、中火〜強火で5分ほど炒めるだけで出来上がりです。

注意点として、あらかじめ具材はカットして、火が通りにくいものは下茹でもしておかないといけません。炒めるだけで済ませたいなら、根菜系は入れないほうがラクではありますね。

意外とあっさり系の香ばしいカラシビ感

いかにも辛そうなビジュアルですが、辛味は案外おとなしめ。唐辛子の刺激よりも花椒のシビレを主役に置いています。甘味や酸味も立ちすぎない、香り重視のバランスですね。

トウチや米こうじの旨みをベースにしたまろやかな味わい。そこにクミンやウイキョウの甘い香りを足して、膨らみのある上品な旨辛感に仕上げています。

具材に心地よいカラシビ感がいきわたる程度の、あっさりした味付け。食欲を刺激する香りのおかげで、肉はもちろん野菜類も飽きずにすいすい食べられるんです。

油っこいのにクドくない、なんとも珍しいヘルシー感がある本格中華。味の個性はもちろん、余り物の食材をかき集めて一気に大皿料理として消費できる利便性も魅力的。いいメシともですっ。

カロリーは?

『麻辣香鍋の素』は1袋110gあたり459kcal(炭水化物 18.9g、食塩相当量 15.0g)。具材のカロリーがここに乗るので、けっこうヘビー。塩分もきつめなのでご注意を。