【2009「泥酔マッパ事件」秘話】草剛のために「あの健さん」が事務所に持参したモノ

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 元SMAPで俳優・草磲剛が35歳だった2009年に起こした“深夜のマッパ”騒動を振り返ると共に、ベテラン俳優から届いたという手紙の存在を明かしている。「日曜日の初耳学」(TBS系)の5月19日放送回での一幕だ。

 番組MCの林修氏によるインタビューを受けた草磲。人生の転機の一つとして、35歳で“マッパ”になって「捕まっちゃった」事件について言及した。それは09年4月、激しく泥酔した草磲が深夜に東京・港区の公園で衣服を脱ぎ捨て、大声で叫ぶなどして警察沙汰になった騒動だが、草磲は当時を「その夜がボクの人生を変えた」と振り返った。CMやドラマなどの仕事が全て吹き飛んだという。

 しかし、意外なところから“救いの手”があった。14年にこの世を去った日本を代表する名優・高倉健さんから「お手紙をいただいた」というのだ。しかも、「全然交流がないのに、ボクがそういう一大事件を起こしたら、わざわざ手紙を持ってきていただいて」事務所に手紙を持ってきてくれたと告白。それまで交流がいっさいなかったものの、手紙を機に仲が深まったという。

「しっかりと生きていかないといけないんだなって。自分に大きな責任が課せられているんだなって。地に足をつけて、草磲剛として生きていくことなんだよって教えてくれた」と、高倉さんとの日々を懐かしんだ。

「騒動時はスポンサー離れが相次ぎ、精神的にも参っていた草磲にとって、それまで面識もなかった高倉さんからの手紙に、驚きとともに安堵の思いが込み上げてきたようです。当時、国民的アイドルグループのメンバーが一糸纏わぬ姿で公園を暴れ回るという事件は前代未聞でした。ただ、脱いだ服を全て丁寧に畳んで置いていたなどの報道は、彼の人間性を表すものだとして、深刻なイメージダウンにはつながらないとする声も多かったですね。また、高倉さんのほか、タモリら大物タレントからも可愛がられていることで知られる草磲に対し、視聴者からは、『年上の方から好かれる不思議な魅力がある』『それだけ草磲には健さんの興味を引く何かがあったということ』『草磲さんのお芝居を観ていたのかも』などの反応が寄せられていました」(テレビ誌ライター)

 周囲からすると、草磲にはどこか放っておけない“可愛げ”があるということなのかもしれない。

(木村慎吾)