丸の内TOEI、′25年夏で営業終了。東映本社の再開発で
東映は5月15日、東京・銀座にある東映会館(本社ビル)の再開発と本社移転を発表し、これに伴い、同会館にある映画館「丸の内TOEI」は2025年夏興行を目処に営業を終了すると明らかにした。
東映会館は1960年に開館し、60年以上にわたって本社オフィスおよび直営映画館として機能してきた。しかし、建物・設備の老朽化に伴い、継続使用した場合は多額の修繕費用、改修費用が見込まれるため、収益不動産として再開発し、最大限有効活用することを決めた。
これに伴い、丸の内TOEI(1)と丸の内TOEI(2)は'25年夏を目処に営業を終了。なお、興行事業は、グループ会社のティ・ジョイによるシネマコンプレックス(218スクリーン/5月15日現在)で引き続き行なう。
再開発では、ホテル・店舗を中心とした商業施設を建設。開発期間は2025年~2029年の予定。また東映本社は2025年夏頃に、東京・京橋にある「京橋エドグラン」内に移転が予定されている。同社は今回の再開発について、「東映グループ中長期VISION『TOEI NEW WAVE 2033』」の具体的な施策のひとつとして行なうものとしている。
東映会館の所在地は東京都中央区銀座3丁目2番17号、敷地面積は1,100.81m2(332.99坪)。