みんなGPT-4oの声を聞いて。めっちゃ『her』のサマンサっぽい
絶対寄せてきたな!と思いましたね。
OpenAIが新たに発表した「GPT-4o」の話です。会話の理解力だけでなく、会話の流れそのものがより自然になったGPT-4o。デモを見て受け答えの内容に関心しましたが、ぶっちゃけそれどころじゃありませんでした。
「これ、herだよね?」って、声に気持ちが持っていかれちゃってたので。
『her/世界でひとつの彼女』
GPT-4oが喋り出した瞬間、思った人は思ったはず。
「herだ! サマンサだ! スカーレット・ヨハンソンだ!」
スパイク・ジョーンズ監督の『her/世界でひとつの彼女』。ホアキン・フェニックスさん演じる主人公とスカーレット・ヨハンソンさん演じるAIの奇妙なラブストーリー。
デモででてきたGPT-4oの声は、サマンサもといヨハンソンさんの少しハスキーな声にそっくり。話していた内容も「ロボットとラブ」についてだったので、完全に『her/世界でひとつの彼女』の世界に寄せてきたとしか思えません。
発表会後同じこと思った人は少なくなかったようで、海外メディア・日本メディアでも、herを彷彿とさせたとか、スカーレット・ヨハンソンぽいとかいう声が。
比較用にGPT-4oとherのサマンサの動画を並べておきます。
やっぱり似ている。
そもそも、昨今のAIの進化によって、再び頻繁に話題にでるようになった『her/世界でひとつの彼女』。映画みたいな世界になるのかなと思っている人は少なくないはず…。声が似ていることで、ますますそっちに想像が動いてしまいます…。OpenAIはAIと恋愛しちゃだめって言うけど、このままだとしちゃう…!
エラい人自ら寄せてきてた
寄せてる気がするけど、私の考えすぎかなと思ったら、そもそもOpenAIのサム・アルトマンCEOが発表会に合わせてこんなポストをしていました。
her
- Sam Altman (@sama) May 13, 2024
…やっぱり、寄せてるわ。
他の声なら…
AIで女性の声だと、どうしてもヨハンソンに寄っちゃう何かがあるのか?と思ったのですが、被せるように公開されたGoogleのGeminiの声はヨハンソンしていません。
AIの声やトーンは何パターンが準備されていますってのはあるある。だとしたら、もう完全によせて日本語ver.は林原めぐみさんがいいな。で、男性の声はスパイク・ジョーンズ監督つながりで、ニコラス・ケイジさんで頼む。