「アメージング!」大谷出場試合でヒーローとなった「ハチ駆除業者」がトレーディングカードに!
ハチの大量発生で試合開始が遅れたMLBの試合で、これを駆除した地元業者が始球式を行うなど、メジャーリーグらしい演出が話題となったが、ヒーローのストーリーはそれだけで終わらない。
Guess how many Bee Specialist cards were purchased in 24 hours… pic.twitter.com/37s7aAmdef
- Topps (@Topps) May 2, 2024
4月30日(日本時間5月1日)、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地「チェイス・フィールド」で開催された、大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャース戦の試合は開始前にハチが大量発生し、試合開始が大幅に遅れるという珍事に見舞われた。そこに颯爽と登場したのが駆除業者のマット・ヒルトン氏。無事にハチを駆除すると、防護服のまま始球式に登場し観客からの喝采を浴びた。一躍時の人となったヒルトン氏だが、ヒーローのストーリーはそこで終わりではなかった。
米大手トレーディングカードメーカー「Topps(トップス)」が、自社の公式X(旧ツイッター)を更新し、ヒルトン氏のカードの発売を告知。するとSNSでは、「これは信じられない」「めちゃくちゃクール」「アメージング!」「これは素晴らしいアイデアだ」など大いに盛り上がった。
これは同社が発売する「TOPPS NOW」シリーズで、通常のパックに複数枚のカードが入って発売されるものとは違い、同社のWebサイトで注文を受け付けるプリントオンデマンド商品。注文受付は24時間限定で、ヒルトン氏のカードは1枚8.99ドル(約1342円)で発売されると1万6946枚が完売した。
𝗝𝗨𝗦𝗧 𝗜𝗡: We’ve signed a deal with Matt Hilton (the Bee Specialist from last night’s game) and we’re making autograph cards from his all-time great performance. pic.twitter.com/uftVYAbjkw
- Topps (@Topps) May 1, 2024
カード化に当たり、同社はヒルトン氏と契約し41枚の直筆サイン入りカードも作成。カードにランダムで封入される当たりカードが入っていれば後日もらうことができる。
この「TOPPS NOW」シリーズは選手のカードだけでなく、これまでにはリスや猫、ガチョウにアヒルなど、球場に現れた動物もカード化している。また、この日にニューヨーク・メッツの本拠地「シティ・フィールド」で開催された「ホットドック・デー」のカードも販
売。4万4269食の球場最多記録となったこのイベントにちなんだ4万4270枚が完売するなど話題に事欠かないシリーズとなっている。
𝗦𝗢𝗟𝗗 𝗢𝗨𝗧: We’ve officially sold out of our $1 Hot Dog cards…
$1 Dogs sold @ Citi Field: 44,269
$1 Cards sold @ Topps: 44,270 pic.twitter.com/njKV1nenQF- Topps (@Topps) May 3, 2024
さらに、2023年11月に大谷が自身2度目のMVPに選ばれた際、大谷のプレーシーンのカードとともに、“デコピン”との2ショットカードも発売された。するとMLB公式Xでも取り上げられるなど話題となり、このカードには約3万8000枚の申し込みがあった。
Topps made a baseball card for Shohei Ohtani and his “most valuable puppy” pic.twitter.com/9LdDiFvn3G
- MLB (@MLB) November 17, 2023
試合のプレーだけでは終わらないメジャーリーグならではの演出の数々。ゲームを見る者だけでなく、コレクターをも盛り上げる演出からは、これからも目が離せない。