【静岡の旅】富士山の絶景を望む人気観光地「富士宮」。食・遊び・癒しが詰まった一泊旅の楽しみ方
食楽web
●都心からも近い、雄大な富士山を望める「富士宮」に一泊旅行へ。食も、遊びも、癒しも、パワーチャージもできる旅の醍醐味とは?
大盛況のまま感動の最終回を終えたTBS日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』。温かいストーリーと素晴らしい音楽はもちろんのこと、時折映る大きな富士山に心を奪われたのは筆者だけではないはず。ドラマに出てくるような大きな富士山をこの目で見てみたくて、初めての静岡1泊旅行に行ってきました。
「大きな富士山が見える」「その地ならではのグルメがある」を条件に探して決めた行き先は富士宮市。今回は1泊2日と時間が限られているため、自由度が高い車で旅をしました。朝9時に都内を出発し、いざ静岡県へ!
実は穴場がある!『さわやか』でハンバーグランチ
さわやか富士鷹岡店
お昼前に富士宮周辺に到着しました。この旅最初のご飯は、一度は食べてみたい、ハンバーグの超有名店『さわやか』へ。同店に詳しい知人が、比較的混まない店舗を教えてくれたので信じて行ってみたところ、なんと週末の昼にも関わらず30分待ちで席に案内されました。
知人曰く、比較的空いている穴場は「富士鷹岡店」と「富士錦店」で、逆に「御殿場プレミアム・アウトレット店」と「御殿場インター店」はネタになるレベルの待ち時間なので避けた方が良いとのこと。
「げんこつハンバーグ」1265円
憧れのハンバーグが登場です。アツアツの状態で運ばれてきて、店員さんがテーブルで最後の仕上げをしてくれます。香ばしい香りの湯気、ジュージューと激しい音を立てる鉄板。思わずゴクリと喉が鳴ります。
牛肉の、しかもブロック肉100%を使用したハンバーグは肉肉しく、まるでステーキを食べているよう。柔らかすぎず程よく弾力があり、噛むたびに肉の旨みが溢れます。さすが年間500万食以上提供されているハンバーグ。並んででも食べたい味でした。
●SHOP INFO
店名:さわやか富士鷹岡店
住:静岡県富士市久沢847-11
TEL:0545-73-2266
営:11:00~23:00(L.O.22:00) ※土・日・祝は10:45に開店
休:12月31日、元旦
https://www.genkotsu-hb.com/
『まかいの牧場』で動物たちに癒される
遮るものない状態で富士山が見える羊の放牧場。羊たちはとても人に慣れている
お腹いっぱいになったら『まかいの牧場』へ。「日本一富士山の絶景を望める静岡の牧場」というキャッチコピーの通り、牧場のどこにいても視線を上げると大きな富士山がドーンと視界に入ります。
広い敷地には、人慣れして愛敬たっぷりの馬や羊、ヤギがいて、そのほとんどとふれ合うことができます。場内にはレストラン、乗馬などの体験教室やアクティビティなど盛りだくさんで時間が足りないくらいでした。
牧場内にある『まきばのミルクカフェ』のソフトクリーム 450円
牧場ならではの、グルメもお忘れなく。牧場で食べるソフトクリームって、なんでこんなに美味しいのでしょうね。
●SHOP INFO
店名:まかいの牧場
住:静岡県富士宮市内野1327-1
TEL:0544-54-0342
営:9:30~17:30(10月21日~2月20日は16:30まで)
休:12月~3月中旬の毎週水・木曜(不定休有)
https://www.makaino.com
たっぷり遊んだら富士山ビューのホテル『休暇村富士』でのんびり
レセプションの奥にあるカフェからの眺め。外にはテラス席もある
今回の宿泊先は、館内のどこからでも見事な富士山を望むことができる『休暇村富士』。お宿と富士山の間には大きな湖があり、これがまた絵になります。
全ての部屋から富士山が見える
こちらは部屋からの眺めです。時間帯によって変わる富士山の表情を眺めながら、香り豊かな静岡茶を飲む。なんという贅沢でしょうか……。大浴場ですが温泉もあり、このロケーションで1泊2食付き1人2万円弱(予約当時)は、大満足のコスパでした。お客さんの年齢層も高めで、館内の静かでのんびりした雰囲気も大変よかったです。それでは、明日に備えておやすみなさい。
●SHOP INFO
店名:休暇村富士
住:静岡県富士宮市佐折634
TEL:0544-54-5200
https://www.qkamura.or.jp/fuji/
【2日目】午前中からパワースポット『富士山本宮浅間大社』へ
目が覚めるような朱色が美しい拝殿
朝は少し早起きして、お宿の温泉から富士山に朝日が登る様子を見て、美味しい朝ごはんを食べて、出発! 訪れたのは、1300余の浅間神社の総本宮と称される『富士山本宮浅間大社』。富士宮のパワースポットとしても人気です。御神木が桜ということで、境内には約500本もの桜が植えられているとか。桜にまつわるお祭りや「桜ライトアップ」などもあるため、春は特に多くの人で賑わうそうですよ。
湧水は驚くほど澄んでいて綺麗ですが、飲む時は必ず煮沸しましょう
拝殿の右側には、「湧玉池」があります。富士山の雪解け水が伏流水となって流出してできた池で、水汲み場もあるので縁起の良い湧水を持ち帰ることも可能。帰宅後、汲んできた水を沸かし、買ってきた静岡茶を淹れて、ゆっくりこの旅を振り返るのも良いですね。
●INFO
富士山本宮浅間大社
住:静岡県富士宮市宮町1-1
TEL:0544-27-2002
開門:11月~2月6:00~7:00、3月・10月5:30~7:30、4月~9月5:00~8:00
http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
静岡グルメが集結する『お宮横丁』へ
参拝とパワーチャージを済ませたら、神社のすぐ目の前にある『お宮横丁』でお腹を満たしましょう。富士宮焼きそばをはじめ、お土産、スイーツ、軽食、がっつりご飯まで、幅広く静岡グルメが揃っており、思わず目移りします。
「全6品盛り合わせ」700円
静岡おでん初体験。黒いスープに浸かっていたので味が濃いかと思いきや、お出汁がしっかり効いた優しい味わいでした。仕上げに、青のりと魚のだし粉のふりかけをかけるのが静岡流なのだとか。このふりかけが本当に美味しくて、4袋も買って帰りました。
さて、もう一軒、どうしても行きたいお店があるため、街を散策してお腹を減らします。
●SHOP INFO
お宮横丁
住:静岡県富士宮市宮町4-23
営:10:00~18:00(店舗により異なる)
休:店舗により異なる
絶対食べたいB級グルメ!富士宮焼きそば『さの食堂』
富士宮焼きそばで検索すると必ずその名が上がってくる有名店 [食楽web]
富士宮に来たからには、富士宮焼きそばを食べずに帰れません。いくつもある名店、老舗の中から選んだのは、お宮横丁からも歩いて行ける『さの食堂』です。午後1時くらいに訪れましたが、中は満席、外にも並んでいる人がおり、ほとんどが地元の人のようでした。
「名物富士宮焼きそば」500円
麺はコシがありもっちりで、少し酸味を感じるソースと鰹出汁の風味が良いですね。具はキャベツともやしに少しの豚肉。初めて食べたのになんだか懐かしさを感じる、シンプルであっさりとした味わいでした。確かにこれは何度でも食べたくなる味です。
●SHOP INFO
店名:さの食堂
住:静岡県富士宮市大宮町21-1
TEL:0544-26-5869
営:平日11:30~15:00 土日11:30~16:00、17:30~20:30
休:水、木曜
帰りはどこに寄る?
富士宮はどこを走っても富士山が見えるので、お散歩もドライブも楽しい!
さて時間はまだ午後2時ごろ。明日からの仕事の事を考え、早めに帰って疲れをとるもよし、帰り道に御殿場プレミアム・アウトレットで買い物を楽しむもよし、箱根に寄り道して美味しい晩ご飯を食べるもよし。そう考えると東京~静岡はよい位置にありますね。富士山に見守られながら、ゆっくりのんびり楽しんだ富士宮旅。充実した良い時間となりました。
(撮影・文◎佐々木舞)