IKEAは4月15日、ゲーミング向けの「BRÄNNBOLL」コレクションを発表した。多くの人が日常生活の中でゲームを楽しんでおり、ゲームに適した機能性を備えつつ、モダンな住宅にマッチするデザインになっている。チェア、サイドテーブル、デスク、ディスプレイ棚、アクセサリーなど20アイテムがラインナップされ、IKEAが展開している全ての国・地域で9月に発売される予定だ。

2021年に発売したRepublic of Gamers(ROG)とのコラボレーションによるゲーミング家具は、ゲーミングPCのスペースにフィットするソリッドなデザインだった。しかし、ゲームは多様なデバイスでプレイされ、リビングルームやダイニングなど様々な場所で楽しまれている。BRÄNNBOLLコレクションは、IKEAらしいシンプルなデザインで、ゲームに使用していない時は一般的なインテリアに溶け込む。



例えば、ラウンジチェアは3つの四角いクッションで座面と背もたれが構成され、両側にパイプ製のアームがある。座面は低く、2つのクッションを重ねた状態だとラウンジチェアだが、脚をのばせるようにクッションを並べると座椅子のようになる。リビングルームに置かれたテレビでゲームをプレイする際に、ゲームプレイでは映画鑑賞時より低いポジションを求めるプレイヤーに応えたデザインだ。また、ゲームプレイ中はテレビまたはゲーム機に近い位置に座るのを好むゲーマーも多く、ゲーム時だけテレビの近くに簡単に移動させられるようキャスターがつけられている。



ドーナッツチェアは、フットスツールを利用して低い位置でゲームプレイが可能で、使用しないときはフットスツールをチェア本体のドーナッツの穴部分に収納することが可能。ゲームプレイに集中すると前傾姿勢になりやすい。その状態が続くと首が前方に緊張する。BRÄNNBOLLのチェアはゲーミング時の姿勢を考慮してデザインされており、ドーナッツチェアの寝転ぶようなゆったりとした姿勢は猫背になるストレスを和らげる。ロッキングスタイルのチェアは座面がバンジーで吊り上げられていて、ゲームセッション中の激しい動きを吸収する。



サイドテーブルには、IKEA製品で人気のペグボードが採用されており、デバイスやコントローラなどの収納を柔軟にカスタマイズできる。PCゲーマー向けのゲーミングステーションは、モニター、キーボード、デスクトップPC、チェアを収納でき、扉を閉じるとモダンなクローゼットのような外観になる。