実写版『NARUTO -ナルト-』シリーズ&スピンオフ化なるか?「無限の可能性を秘めている」と製作スタジオ有望視
現在ハリウッドでは『ONE PIECE』に続き、日本を代表する漫画『NARUTO -ナルト-』(2021)の実写映画版が進行中。つい先日にはマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を手がけたデスティン・ダニエル・クレットンの監督就任がなど、本格的に企画が前進している。
『NARUTO -ナルト-』といえば、1999年から2014年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された長寿漫画。アニメでは『NARUTO -ナルト-』と『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の2部構成で14年間にわたって展開された。主人公のうずまきナルトのほか劇中では老若男女、多彩なキャラクターが登場することから、実写版でもシリーズ化・スピンオフ化を果たす未来があるかもしれない。
製作・配給を担当する米ライオンズゲートも、実写版『NARUTO -ナルト-』に大きな期待を寄せているようだ。米によれば、同スタジオはラスベガスで開催された映画イベントCinema Con 2024で、『NARUTO -ナルト-』が「将来のチャプターに無限の可能性を与えてくれる」シリーズであるとの旨を発表したという。
ファンご存じのとおり、『NARUTO -ナルト-』は映画1作で収まりきるようなボリュームの物語ではない。原作通りの完結を目指すのであれば、シリーズ化は必須となる。また原作では、ナルト以外のキャラクターに焦点を当てた外伝も豊富に存在しており、スピンオフ作品への需要もあるだろう。
また、2014年の『NARUTO -ナルト-』連載終了から2年後にはナルトの息子に焦点を当てた続編『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』もスタート。現在も物語は進行中で、実写版でも『NARUTO -ナルト-』完結後に『BORUTO-ボルト-』へ進むことが可能だ。
実写化にあたりベンチマークとなってくるのは、同じく長寿シリーズの『ONE PIECE』だろう。のドラマシリーズとして製作されている同作のシーズン1では、原作1巻から12巻にあたる「東の海(イーストブルー)」が全8話で展開。製作陣は全12シーズンでの完結をという。ドラマと映画で形式は異なるものの、少なくとも脚色やシリーズ展開の方法には見習える部分が大いにありそうだ。
「ONE PIECE」では原作者の尾田栄一郎が製作として名を連ね、キャスティングにも携わった。『NARUTO -ナルト-』生みの親である岸本斉史は、クレットンの監督就任時にコメントを発表していたが、製作に関与するかどうかは現時点で不明。岸本の関与次第で、シリーズ展開の方向性も大きく変わってくることになるだろう。
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