3月31日公示・4月7日投開票の徳島市長選挙の現状を徳島市政担当記者が解説【徳島】
(内藤佐和子徳島市長)
「今回の選挙、今の批判の応酬だったり、批判合戦だったりとか、そういうような状況で選挙が進んでいるような感じが私はしている。本質を捉えて皆さんに市長選挙を戦って頂きたいという風にも思っているし、次の徳島市のリーダーをそのような中で誰にするのかというようなことを考えて選んで頂きたいと思い、今回不出馬を決めた」
(森本真司アナウンサー)
「内藤市長の突然の立候補断念で、3月31日に公示される徳島市長選挙はこれまでにない様相を呈しています。徳島市政担当の山本和也記者に伝えてもらいます。徳島市長選挙ですが、3月28日現在、立候補を表明しているのはこちらの2人、元衆議院議員の福山守氏と、前の市長の遠藤彰良氏が立候補を表明していて、この2人の一騎打ちになる公算が大きくなっています。山本さん、現職の内藤市長が立候補を断念したことによる影響はどういったことが考えられますか?」
「これまで内藤市長を支持してきた人たちの票、いわゆる『内藤票』が、どちらに流れるのかが注目です。4年前、内藤市長が初当選した時の市長選では、福山さんは内藤市長を支援していました。このため2人の支持者には重なる層も大きく、一見すると『内藤票』はそのまま福山さんに流れそうですが、そう単純に割り切れないのが選挙だともいえます」
(森本真司アナウンサー)
「これまでは内藤市長の4年間に対する評価が最大の争点でしたが、現職が下りたことで争点はどう変わってきますか?」
(山本和也記者)
「そうですね。福山さんと遠藤さん、2人が掲げている政策の違いが今後は争点になるのではないでしょうか。2人が掲げている主な公約です」
(森本真司アナウンサー)
「まちづくりについては2人とも『県市協調』を挙げていますね。ごみ処理施設についても、2人とも周辺自治体との『広域整備』。阿波踊りについては福山さんが『観光協会の復活』、遠藤さんは『民間委託の復活』と、ここについては大きく違っていますね」
(山本和也記者)
「もちろん選挙というのは、政策の違いだけでなく知名度や人柄など様々な要素が絡んできます。しかし、こと知名度に関していえばともに申し分なく、甲乙つけがたいだけに、こうした政策の相違点が有権者が意中の候補を選ぶ際の大きなポイントとなるのではないでしょうか」
(森本真司アナウンサー)
「注目してみていきたいですね。内藤佐和子市長の任期満了に伴う徳島市長選挙は、3月31日告示、4月7日投開票です。ここまで山本和也記者と市長選関連のニュースをお伝えしました」