JRT四国放送

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知り合いに捜査情報を漏らしたとして地方公務員法違反の罪に問われていた徳島県警の元刑事の初公判が13日に行われました。

元刑事は起訴内容を認め検察は懲役1年を求刑しました。


起訴状などによりますと、徳島県警の42歳の元刑事の男は、徳島県警の刑事だった2020年12月から2022年9月にかけ、知り合いの会社役員の男らに対し、職務上知り得た個人情報などを漏らしたとして地方公務員法違反の罪に問われています。

13日の初公判で元刑事の男は、「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めました。

検察は冒頭陳述で、「元刑事の男は看守業務をしていた2009年、勾留されていた会社員の男と意気投合し、出所後、出資に関する返済遅れで、逮捕を心配した会社員の男が被害届が出されていないか調べてほしいと元刑事の男に依頼した」と、犯行に至る経緯を説明しました。

13日は論告まで進み、検察は、懲役1年を求刑。

弁護側は、「懲戒免職になるなど社会的制裁を受けている」と、執行猶予付きの判決を求めました。