JRT四国放送

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3月12日、徳島市長選への立候補を断念する意向を示した内藤佐和子徳島市長が、13日の午前に会見を開き、改めて立候補断念を表明しました。

(内藤佐和子徳島市長)
「今回の選挙、今の批判の応酬だったり、批判合戦だったりとか、そういうような状況で選挙が進んでいるような感じが私はしている。本質を捉えて、皆さんに市長選挙を戦って頂きたいという風にも思っているし、次の徳島市のリーダーをそのような中で誰にするのかというようなことを考えて選んで頂きたいと思い、今回不出馬を決めた」

内藤市長はこのように述べ、改めて4月の徳島市長選に立候補しないことを表明しました。

内藤市長は、これまで再選を目指して立候補する意思を示していました。

徳島市長選にはこれまでに、元衆議院議員の福山守氏と前市長の遠藤彰良氏が立候補を表明しています。

一方で、内藤市長の立候補断念は、関係者の間でその可能性がささやかれていました。

3月8日の徳島市議会、内藤市長は普段と変わらない様子で議員の質問に答えていました。

(内藤佐和子徳島市長)
「私自身が先頭に立って、全国の自治体の首長や…」

ところがその翌日9日、市長選の立候補表明者3人による公開討論会を、体調不良を理由に急遽欠席しました。

これをきっかけに、関係者の間では立候補見送りの可能性がささやかれ始めました。

3月11日の市議会には出席したものの、この頃から内藤市長は周囲に対し立候補断念の意向を伝え始めていました。

そして13日朝、内藤市長は自身のSNSで立候補見断念を表明、150%職務を全うしながら厳しい選挙戦を戦う体力はないと、理由を説明しました。