JRT四国放送

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列車事故を防ごうと7日、徳島県名西郡石井町で踏切に閉じ込められた際の対応方法を学ぶ講習会が行われました。


石井町のJR喜来踏切で行われたこの講習会には、地元住民ら24人が参加。

JR四国の職員が、脱輪するなどして車が踏切内で動けなくなった際の対処法を説明しました。

(JR四国の職員)
「ここを強く押し込むことによって、沿線上の信号機がパカパカと点滅して運転手に異常を知らせます」

参加者も非常ボタンを実際に押して、手順を確認しました。

(JR四国の職員)
「必ずしも踏切までに止まれるとはわかりません。数十m先で押して光らせても列車は急には止まれません。車の外に出て、線路の外に出てください。身の安全の確保が第1です。その次にボタンを押して運転手に知らせてください」

車が動く場合は、慌てず車でバーを押して脱出します。

遮断機が押し上がり、簡単に踏切から出ることが出来ました。

徳島県内では今年度、車が2件、自転車が2件、歩行者が1件と5件の列車事故があり、2人が亡くなっています。

今回のキャンペーンは石井町で今年1月高齢男性が列車にはねられ死亡した事故を受けて行われました。