JRT四国放送

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コウノトリのえさ場となっている徳島鳴門市大麻町の田んぼでとれた米を使った日本酒が完成し、鳴門市の酒造場でお披露目会が開かれました。

この日本酒は、コウノトリの保護活動に取り組んでいる認定NPO法人「とくしまコウノトリ基金」が企画し、鳴門市大麻町の本家松浦酒造場が醸造したもので、今年で4回目の発売です。

4日に行われたお披露目会では、はじめに本家松浦酒造場の十代目蔵元松浦素子さんから、認定NPO法人とくしまコウノトリ基金の熊谷幸三理事長に去年4月から今年2月までに販売した「コウノトリの酒 朝と夕」の売り上げの一部、30万2400円の寄付金の目録が手渡されました。

このあと、今回醸造した米の品種を鳴門市で栽培されているアキサカリに変更したことや、ボトルとラベルのデザインを一新したことなどが報告され、出席者らに出来上がったお酒がふるまわれました。

(出席者)
「かんぱい!大変さわやかでおいしいです」

(出席者)
「おいしいです。のみやすいですね」

(認定NPO法人とくしまコウノトリ基金 熊谷幸三 理事長)
「非常にフルーティで香りも良くてこのお酒だったらどんな料理にも合う。ほんとに素晴らしいお酒だと思います」

(本家松浦酒造場十代目蔵元 松浦素子さん)
「このプロジェクト自体が素晴らしいことなんだということを感じつつ、やはりわたしたちの町の誇りにしていきたいなという想いもありますので、お酒を見かけたら、ぜひお買い求めいただいて召し上がってみていただきたいと思います」

今回作られた「コウノトリの酒 朝と夕」は3月7日から本家松浦酒造場や徳島県内のスーパー、東京の百貨店などで販売され、売り上げの一部はコウノトリの保護活動のために寄付されます。