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お祭りに寄付した行為が公職選挙法に違反する疑いがあるとして、町民から刑事告発されていた徳島県海部郡美波町議会の副議長が27日、副議長を辞任すると表明しました。


美波町議会の松本晋児副議長はおととしと去年、町内の神社の秋祭りで奉納花火の費用として、自身が経営する写真店の名義で1万円ずつ寄付をしました。

しかし、この寄付について町内の有権者が「公職選挙法違反の疑いがある」として、警察に告発状を提出、警察は告発状を受理しました。

27日の議会運営委員会で、松本副議長は、「迷惑をかけて申し訳ない。一つのけじめとして辞任したい」として、29日付けで副議長を辞任すると表明しました。

議員は続ける意向を示しています。

松本副議長は四国放送の取材に対し、「地元神社の祭りで頼まれ、氏子として寄付をした。選挙目的でもないし、見返りももらっていない」と話していました。

後任は3月5日開会の町議会3月定例会で選出されます。