▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)

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【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆共同通信杯の注目馬たち

 風邪が流行っているようですね。

 小学4年生の息子のクラスも今週火曜日から木曜日までの3日間学級閉鎖に。そのような中、私が今週においてはずっと東京滞在で自宅にいない状況。

 よってお願いをしている母親に電話で様子を確認すると、食欲だけが落ちているものの、熱はでず目立った風邪症状はないとのこと。安心をしていると息子から、「明日から学校が始まるンだけど、食欲不振と鼻づまりじゃあ正当な理由にはならないよね…休むには」との電話。

 10歳なりに自分自身でジャッジをしている姿が可愛らしく、そしてまた頼もしくも思えました。まだまだ寒い日が続きますので、皆さん、体を冷やさないようにして過ごしましょうね。

 さて先週の東京新聞杯ですが、土曜日の競馬終わり時点で、馬場を考慮して穴ならば内枠で折り合いの難しい馬での距離短縮となるサクラトゥジュールかな…と思っていたところも。でも予想を出すのはこの原稿も含めて金曜日。あとの祭り状態。

 ただ当日のパドックでのテンションが、これまでよりも我慢がきいており、その点と体に魅了されてチョイ足し馬券にしてなんとか救われましたが、なぜ金曜日の時点で気づかなかったのか…と後悔でした。

 しかしながら終わってみれば先行内有利の競馬でしたし、人気のマスクトディーヴァにおいてはスタートの遅れがひびいての結果でしたし、いろいろな意味で初物尽くしもあったように思えました。

 さて今週は共同通信杯。人気の中心は2歳王者のジャンタルマンタルでしょう。ただ今回は初の輸送競馬で初の左まわり。またレースを使いながら少しハミ掛かりがよくなりすぎている印象もあり、前走から1ハロン延長がどうでるのか? 気になるころ。

 とは言え、能力の高さに加え、もともとがユルイ状態の中での3連勝。馬体的にもノビシロを十二分に感じるだけに、老婆心のような気もしますが、休み明けに加えての初輸送&初コースゆえ、そこは当日の返し馬チェックは重要な気がします。

 あと魅了されるのはミスタージーティー。前走は外枠に加え、直線での進路取りも厳しい中での5着。ゲートに課題はありますが、その点で頭数が少ないのは魅力です。

 またルメール騎手との初コンビとなるショーマンフリートも魅了される1頭。前走は輸送競馬に加えて外枠と厳しい条件でした。今回、初の左まわりと距離とはなりますが、スピードの持続性という点で東京1800mはあうような気もします。そして最後に新馬戦の内容から体幹の良さを感じるベラジオボンド。

 現時点ではミスタージーティーを軸に相手を3頭に考えていますが、買い目においてはもう少し考えます。

 それでは皆さん、日曜午後3時はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)