韓国は前半で1-2とビハインド【写真:ロイター】

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韓国は前半で1-2とビハインド

 韓国代表は1月20日、アジアカップのグループリーグ第2戦でヨルダン代表と対戦。

 エースFWソン・フンミンのPKで先制するも、ヨルダンの反撃を受けて1-2で前半を折り返した。韓国は相手のヨルダンが前半だけ3枚のイエローカードが提示される激しいプレーを仕掛けており、韓国メディアも「荒いファウルで韓国の選手たちを苦しめた」と伝えている。

 韓国は前半5分、スルーパスにソン・フンミンが抜け出しかかったところで相手との接触で転倒した。当初はノーファウルの判定だったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による時間をかけた検証の末、主審はオンフィールドレビューを実施。その結果、判定はPKとなった。自らがキッカーとなったソン・フンミンは、中央に”パネンカ”と呼ばれるふわりと浮かせたキックで決めて先制した。

 その後、韓国は前半37分にMFパク・ヨンウのオウンゴールで追い付かれると、同アディショナルタイムには勝ち越しを許し、1-2とビハインドでハーフタイムを迎えた。

 第1戦に続いて“イエロー乱発”の事態となっており、前半だけでヨルダンに3枚、韓国に1枚のイエローカードが提示された。第1戦は90分で計7枚、韓国はソン・フンミンら主力が5枚の警告を受け、ユルゲン・クリンスマン監督は試合後の会見で「中国主審団がイエローカードを乱発して騒然だった」と怒りをにじませていた。

 韓国メディア「hankooki.com」は、「ヨルダンは序盤から荒いファウルで韓国の選手たちを苦しめた」と取り上げている。

「キックオフ直後、ヨルダンの選手がファン・インボムの左太ももに膝を入れるファウルを犯した。すでに痛みを抱え、テーピングを施した箇所に強い衝撃を受け、ファン・インボムはしばらく苦痛に表情をゆがめた。ファン・インボムは前半29分、中盤での競り合いで、コースを塞いできたヨルダンの選手の身体に頭がぶつかる形となって倒れるなど、相手の荒いプレーに手を焼いた。ソン・フンミンも相手の度を超えるファウルに苦しんだ。 前半32分、自陣からドリブルを仕掛ける際、ヨルダンの選手が意図的にソン・フンミンをうしろから掴んで倒すファウルを犯した。負傷が心配されるほど、韓国はヨルダンの非マナーに対して奮闘している」

 後半の戦いも、韓国、ヨルダンともに激しいものとなりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)