地震で建物が倒壊した商店街=石川県珠洲市飯田町(2024年1月撮影、時事)

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 2024年1月1日に「令和6年能登半島地震」が発生しました。大地震などの災害はいつ起きるか分からないもの。いざという時に迅速に行動するためにも、災害情報には気を配っておきたいものです。日本トレンドリサーチと緊急災害情報配信サービスなどを行うテレネット(長野県飯田市)が共同で「参考にしている災害情報」に関するアンケートを実施し、結果を紹介しています。

 調査は、2023年12月26日から2024年1月4日の間、男女1060人を対象にインターネットで行われました。

「災害情報を確認する際、何を参考にしていますか?」と質問したところ、第3位が「SNS」で30.4%、第2位が「エリアメール」で42.2%、第1位が「テレビの緊急速報」で81.9%でした。

また、「特に重視している情報収集手段はどれですか?」という質問では、第3位が「SNS」で12.4%、第2位が「エリアメール」で15.7%、第1位が「テレビの緊急速報」で58.8%という結果でした。

「テレビの緊急速報」を最も参考にしている理由では、「わかりやすい」(40代・女性)、「即効性がある」(30代・女性)、「広範囲で災害情報を放送しているから」(20代・女性)、「SNSよりテレビのが信憑(ぴょう)性がある」(60代・男性)などの声が寄せられたということです。

 同社は、調査結果を受けて「リアルタイムな災害情報を得る方法としては『テレビ』や『SNS』などのほか、(気象庁の)『キキクル』などの防災アプリが挙げられます。自分が最も使いやすい・災害情報を入手しやすいと思う方法で迅速に情報を得て、安全に行動できるよう心掛けておきたいものですね」とコメントしています。