炎上JAL機、海保機と衝突時の状況は 最後の情報は「17時47分、時速227キロ」《乗客乗員379人は全員脱出》
2024年1月2日17時47分頃、羽田空港のC滑走路に着陸した直後の日本航空(JAL)機が炎上し、火災が発生した。
炎上したのは新千歳発羽田行きのJL516便(エアバスA350-900型機)。着陸時に海上保安庁羽田航空基地所属の「MA722=みずなぎ」が(ボンバルディアDHC8型機)と衝突した。JAL広報部によると、搭乗していた乗客367人(うち乳児8人)、乗員12人の全員が脱出したことを確認した、としている。負傷者の数は確認中だとしている。
通常はターミナルに着くまでルートが表示される
JL516は15時50分の新千歳出発を予定していたが、世界中の航空機の位置を表示するサービス「フライトレーダー24」によると、16時27分に出発。通常は着陸後、ターミナルに到着するまで通過ルートが表示されるが、JL516のルートは着陸直後の17時47分で途切れている。その時点でのスピードは時速227キロだったと記録されている。
一方、海保機はフライトレーダー24には映り込まない仕組みになっており、MA722がどのようなルートをたどったかは現時点で不明だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)