「ブーイングを浴びせるのは素晴らしい」大谷翔平に対するエ軍ファンの冷徹投稿に地元記者が憤怒「彼らは負け犬だ」

写真拡大 (全2枚)

エンゼルスでキャリアの最盛期を過ごした大谷。本人は愛着のある球団への感謝を口にしたが、「裏切られた」と感じるファンは少なくないようだ。(C)Getty Images

 今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平のドジャース入団が正式に発表されてから間もなく、SNS上では“ある投稿”が波紋を呼んだ。

【動画】波紋を広げる炎上投稿! 大谷翔平のユニが燃やされる映像

「ドジャースがエンゼル・スタジアムで試合をするのは9月3日と4日だ。この試合は、史上最もクレイジーなレギュラーシーズンの試合になる。彼が打席に立つたびに球場全体がブーイングを浴びせるのは素晴らしいじゃないか」

 それは古巣エンゼルス・ファンによる呼びかけだった。現地時間12月14日に行われたドジャースへの入団会見で、「本当に振り返っても素晴らしく、大切で、忘れられない6年間、そんな思い出をくださってありがとうございます」と振り返った大谷に対しては、あまりに冷たい投稿でもあった。

 チームを勝たせるために残留を願ったファンが「裏切られた」と考えたのは、想像に難くない。一方で問題となった投稿には「ショウヘイにブーイング? 笑わせるな。私はエンゼルスの大ファンだけど、彼のことは応援する」などの反発の声が噴出。ついには地元メディアの記者も異論を唱えている。

 エンゼルスの地元紙『Orange County Register』のマイケル・ハントレー記者は、自身のX(旧ツイッター)で物議を醸した投稿を引用。「ドジャースがアナハイムに来たときに、エンゼルス・ファンがショウヘイ・オオタニにブーイングをしたとしたら、彼らは負け犬になる」とバッサリ。そして、エンゼルスの現状を見つめなおすべきだと投げかけている。

「彼の全盛期である5年間をエンゼルスに与え、複数のMVPを獲得した。エンゼルスはオオタニとトラウトを中心に、チームを勝利させることができなかったんだ。アート・モレノ(球団オーナー)をブーイングしろ」

 11月2日に正式公示されて以来、大きな注目を集め続けてきた大谷のFA交渉。ドジャース移籍が決まってもなお、二刀流スターに対する議論が続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]