インドネシア・スマトラ島のマラピ山から立ち上る噴煙(2023年12月3日撮影)。(c)ADI PRIMA / AFP

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【AFP=時事】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島にあるマラピ(Marapi)山(標高2891メートル)が3日、噴火した。地元当局は4日、登山客11人が死亡したと明らかにした。

 マラピ山の噴煙は山頂から3000メートルの高さまで上がった。

 パダン(Padang)の救助当局は4日、「避難していなかった26人のうち、14人が見つかった。うち3人は無事だったが、11人は死亡していた」と明らかにした。

 救助当局によると、マラピ山には2日から登山客計75人が入山していた。うち49人が自力で下山し、一部は病院に搬送された。

 西スマトラ州の防災当局はAFPに、救助された人の一部は治療を受けたと話した。「やけどを負った人もいる」「負傷したのは噴火口の近くまで行っていた人たち」だとしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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