元交際相手がストーカーか 逃走続けた自称派遣社員の41歳男を殺人未遂などの疑いで逮捕 女性と金銭トラブルも?=静岡県警【詳報】
浜松市東区で10月28日夜、男女2人が刃物で刺された殺人未遂事件について、警察は29日、逃げていた41歳の男を逮捕しました。刺された女性は、容疑者の男からストーカー行為を受けていたということです。
この事件は、10月28日午後10時半頃、浜松市東区原島町のマンションの一室で、男が60代の男性と30代の女性を刃物で刺し、そのまま逃走していたものです。
警察は事件発生から約14時間後の29日正午頃、静岡県袋井市内のマンション内にいた自称・浜松市の派遣社員で被害女性の元交際相手の男(41)を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕し、その後、殺人未遂などの疑いで逮捕しました。警察の調べに対し、容疑者の男は殺人未遂の疑いについて、容疑を認めているということです。
被害者の2人は、身体の複数箇所を刺されて大けがをしましたが、命に別状はないということです。
警察によりますと、容疑者の男はストーカー規制法に基づき、女性に対するつきまとい行為などについて禁止命令を受けていたにもかかわらず、声かけをしたなどとして2023年4月、逮捕されていました。
警察はストーカー行為を受けていた女性に対し、定期的に連絡をとっていて、9月20日時点で、女性は「最近はつきまとい行為はない」と話していたということです。警察は女性との金銭トラブルが犯行に至ったきっかけとみて、動機など詳しい調べを進めています。