皇治が引退撤回しMMAに挑戦 格闘技ファンからは冷ややかな目も「みんなをビックリさせようと」本人変わらぬビッグマウス
数々の女性と浮き名を流してきた“キック界のドンファン”こと、格闘家の皇治が引退発言を撤回。6月2日におこなわれた会見で、現役の続行と、34歳でのMMA挑戦を発表した。
皇治は4月1日に開催された『RIZIN.41』で、K-1時代から何度も対戦要求をされていた因縁の相手、芦澤竜誠(28)と対戦。試合前は、「たぶん一瞬で倒しますよ。アイツは吠えるだけ吠えて、すぐ倒れるってとこが、俺との違いですから」などとさんざんこき下ろしていたものの、敗戦。試合後、「エイプリルフールに引退するっていうのも俺らしいなと思ってます。皇治は引退します。ありがとうございました」と、引退をほのめかしていた。
それを撤回してのMMA挑戦となるが、これに対しては、「正直、冷ややかな目で見ているファンが多い」と、格闘技ライターが語る。
「K-1に在籍していた2020年に、ファンに『新しい景色を見せる』と宣言。那須川天心戦を実現させるため、K-1に違約金を払ってまでRIZINに移籍してきた皇治選手ですが、何もできずにフルボッコで敗れた天心戦を含めて、戦績はこれまで2勝5敗。発言と結果がともなわず、底が見えてしまった感があります。
また、試合前はビッグマウスで相手をあおるトラッシュトークを展開する割に、お世辞にもおもしろいと呼べる試合をできていません。試合でのバッティングが多いことも低評価の一因になっていて、『皇治軍団』と呼ばれる熱狂的な彼のファン以外は、もはやネタ枠、エンタメ枠と捉えている格闘技ファンも少なくありません」
そんな皇治といえば、格闘技ファンには「モテてしゃあない」の口癖でも知られるが、実際に女性にはモテるようで、過去には何度も写真週刊誌に撮られている。
「2019年にはプロゴルファーの森田理香子選手と一緒にいるところを、2020年に10月には元シンクロ選手でタレントの青木愛とホテルに向かうところを『FRIDAY』に報じられています。
また、2021年にはモデル風美女との焼肉デートが『FLASH』に報じられたほか、2022年9月16日には、モデルでタレントの西山茉希との路上キスをFRIDAYに報じられました。その件で直撃を受けた皇治は、前日には別の女性とキスをしていたことを突っ込まれ、『そんなもん、日常茶飯事やがな』と答えています」(スポーツ誌記者)
冒頭の会見の9日前、バラエティ番組『マッドマックスTV論破王』(テレビ朝日系・ABEMA)にゲスト出演した皇治は、自身が持ち込んだテーマ「格闘家 皇治は引退すべきor引退すべきではない」のテーマで、「引退すべきではない」と主張する、ひろゆき氏とディベート対決。
皇治はいまも6種類ほどの事業をしていることを明かすと、「負けて引退するのも美学」「自分もいい年齢になってきたので、家族のことを考えるとそろそろ」などと主張。しかし、ひろゆき氏から「引退が逃げに聞こえる。プライドが高くて負けてカッコ悪い、恥ずかしい、これ以上こんなとこ見せたくない。でも、それを乗り越えて、もう1回ボコボコにされるっていうほうが」と論破されていた。
2人の対戦をスタジオで見ていた、とろサーモン久保田かずのぶは、番組MCのニューヨーク・屋敷裕政から「どうですか?」と感想を求められると「変なこと言うつもりないけど」と前置きしつつ、
「そら、負けると思うよ。だって試合前にさ、いろんな女性モデルさんと路上チューとかしてさ、それ撮られた人が勝つと思う? じゃあ、俺らが『M-1』決勝いって、決勝いく前に路上チューしてたヤツが優勝できると思う? 神様は見てるよ」
と、ガチな発言。皇治をリスペクトしているとしながらも、「引退するか、しないは自分で決めてください」とした。一方で、K-1の玖村将史選手と交際中のタレント・ゆうちゃみは、「ワタシ的には(皇治に)続けてほしい。カッコいいし、あんだけビッグマウスもいっぱい言ってくれて、観てる側はめっちゃおもろい」とコメントした。
結局、引退を撤回した皇治は、冒頭の会見後に「皇治引退撤回の真相」として自身のYouTubeを更新。実際は芦澤戦後、1週間たたないうちから、青木真也に連絡してMMAの練習を開始していたことを告白した。
「まだまだ何歳になっても挑戦することに意味があると思いますし、たぶん今回の挑戦も(100人中)99人が辞めとけって言うんじゃないですか。無理やろ、と言うと思うんですけど、そこに挑むのが男の美学やと思うんで。(略)チャレンジする俺の姿を見て、ひとりでも頑張ってくれたらうれしいですし、そう思って俺はがんばるんで。皇治軍団のみんなも応援してもらえたらうれしいです」
と発言し、笑われるのは百も承知とした。その一方で、MMAに対する自信ものぞかせ、
「(MMA用グローブの薄さについて)こんなグローブですからね。キックボクシングだとなかなか倒れてくれへんやないですか。これやったら関係ないからね。こんだけ薄かったら、どんなパンチでも倒せると思うから。これは楽しみです。
あとはMMAの選手は打撃がヘタ。せやから、ちゃんとやることやって、みんなをビックリさせようと。『え!? 皇治、MMAやったら強いやん』みたいな。『やっぱり本物の寝技師やったんか……みたいな』」
と、いつもの調子で、うそぶいた。
本人も自覚するように、RIZIN移籍後、商品価値を落としまくっている皇治。崖っぷちでのMMA移籍は、はたして吉と出るか凶と出るか。