武豊騎手に導かれ、大阪杯を逃げ切ったジャックドール(ユーザー提供:TKさん)

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 大阪杯を制したジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)が、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)で芝マイルに初挑戦する。

 ジャックドールはデビューから14戦、一貫して芝2000mに出走し、前走の大阪杯でGI初制覇を果たした。今回が15戦目にして初の芝1600m。初めて芝1600mを走る馬が安田記念を勝てば、92年のヤマニンゼファー以来、31年ぶりとなる。

 ちなみにヤマニンゼファーはデビュー以来、一貫して1400m以下を使われ、安田記念の1600mが自身最長距離だった。それでも翌年には安田記念を連覇し、天皇賞(秋)も制覇。今となっては短距離よりも、マイルから2000mの馬というイメージが強いのではないだろうか。

 これまで2000m路線を歩んできたジャックドールは、ヤマニンゼファーと全く逆のパターンとなるが、その結果やいかに。そして、今後はどういう道を歩むのか。先々を占う意味でも見逃せない一戦となる。