昨年4連勝で初重賞制覇を果たしたソウルラッシュ(c)netkeiba.com

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 このコーナーではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補「3頭」を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日に鳴尾記念(GIII)、日曜日に安田記念(GI)が行われます。

 その中から、今週は春の最強マイラー決定戦である安田記念を取り上げます。

 まずは過去の傾向から。過去10年で1番人気が3勝2着3回3着2回、複勝率80%、複勝回収率114%と信頼度は抜群です。

 更に前走でGIに出走した1番人気に限ると該当馬4頭で1勝2着1回3着1回。全頭が3着以内に好走しており、複勝回収率も145%に跳ね上がります。

 しかしながら、7番人気以下の穴馬にも注意が必要。こちらも過去10年で見ると4勝2着2回3着4回で、単勝回収率112%と優秀です。

 更に前走で1番人気から4番人気の支持を集めていた場合、39頭が出走し4勝3着3回。複勝率は高くありませんが単勝回収率は288%と高く、リスクは伴いますが、その分ハイリターンに期待が出来そうです。

 それでは、今週の安田記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補をご紹介します。

◆バラエティに富んだAIの本命候補

ソウルラッシュ

 昨年の安田記念では13着と大敗していますが、これは直線で前が壁となりスムーズさを欠いた結果なので参考外と言えるでしょう。昨年のマイルCSでは差のない4着と好走しており、GIで通用する能力は備えています。これまでマイル戦では1分32秒1が自身の最高タイムでしたが、休み明けの前走で1分31秒6と自己ベストをマーク。今年5歳となりますが、まだまだ成長している印象で上位争いに加わっても不思議はありません。

セリフォス

 昨年のマイルCSでは、4角13番手から上がり33秒0の豪脚で見事に初GI制覇を果たしました。前走のドバイターフでは5着に終わりましたが、初めての距離で国内外の強敵相手だった事を考えれば悪くない結果だったと言えるでしょう。3歳だった昨年の安田記念では4着と敗れましたが、GIウイナーとして挑む今年は更なる好結果に期待したいところです。

ジャックドール

 前走の大阪杯で待望のGI制覇を果たした本馬。これまでの14戦は全て芝2000mに出走しており、今回が初めてのマイル戦となります。距離への対応が鍵となりそうですが、先行力があるタイプでGI連勝の可能性は十分。レコードタイムを記録した事もあるようにスピード能力は非常に高いので、難なくマイルもこなしてくれるでしょう。

(netkeiba編集部)