東京株式(前引け)=続伸、海外勢の買いで上げ足止まらず

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 23日前引けの日経平均株価は前営業日比199円88銭高の3万1286円70銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億1006万株、売買代金概算は1兆6256億円。値上がり銘柄数は892、対して値下がり銘柄数は860、変わらずは83銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力株を中心に幅広い銘柄が買われ日経平均株価は続伸し一時3万1300円台まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では債務上限問題を巡る不透明感が嫌気されてNYダウが続落したものの、東京市場では引き続き先物を絡め海外機関投資家とみられる大口買いが入り、全体相場を押し上げている。買い一巡後はスピード警戒感から伸び悩んだものの、前引け時点で200円近い上昇幅を維持した。ただ、個別株でみると値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗している。

 個別ではリクルートホールディングス<6098.T>が高く、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>も上昇した。トヨタ自動車<7203.T>も堅調。三菱商事<8058.T>も値を上げた。日本製紙<3863.T>、レオン自動機<6272.T>が商いを伴い急騰、芝浦機械<6104.T>も物色人気。JCRファーマ<4552.T>も買いを集めた。半面、任天堂<7974.T>が冴えず、ダイキン工業<6367.T>もやや売り優勢。JR東日本<9020.T>も値を下げた。スミダコーポレーション<6817.T>が急落、インターネットイニシアティブ<3774.T>も大きく下落した。エムアップホールディングス<3661.T>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS