Apple、iPhoneやiPadに緊急セキュリティーアップデート「iOS 16.4.1 (a)」や「iPadOS 16.4.1 (a)」を提供開始!重大な脆弱性に迅速対処
AppleがiPhoneなど向けiOS 16.4.1 (a)とiPadOS 16.4.1 (a)をリリース! |
Appleは1日(現地時間)、同社が販売するスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズ向けプラットフォーム「iOS」とタブレット「iPad」シリーズ向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 16.4.1 (a)」(20E772520a)および「iPadOS 16.4.1 (a)」(20E772520a)を提供開始したとお知らせしています。
ただし、AppleではiPhoneやiPad、Macを対象とした新しい種類のソフトウェアリリースとしてiOSやiPadOS、macOSに「緊急セキュリティ対応(Rapid Security Response:RSR)」機能を実装しており、これまでのOSごとのソフトウェアアップデートの合間にセキュリティーに関わる重要な改善点を配信すると説明し、今回が初の配信となりました。なお、macOS 13.3.1 (a)も合わせて配信されています。
今回のiOS 16.4.1 (a)およびiPadOS 16.4.1 (a)のセキュリティーの修正内容は明らかにされていませんが、RSRはWebブラウザー「Safari」やそのフレームワークスタック「WebKit」、その他の重要なシステムライブラリーに対する機能強化などが含まれるとし、脆弱性を悪用されかねない状況や被害が報告されている事象といった一部のセキュリティー上の問題に迅速に対処する緩和策として用いられる場合もあるということです。
iPhone向けのiOSの最新メジャーバージョンとして今年9月に提供開始されたiOS 16、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして今年10月に提供開始されたiPadOS 16ですが、その後にiPadOS 16.1のリリースに合わせてiOS 16.1が提供開始され、さらにフリーボードAppなどの新機能が追加されたiOS 16.2およびiPadOS 16.2、さらにHomePod(第2世代)に対応するなどのiOS 16.3およびiPadOS 16.3が提供されてきました。
さらに携帯電話回線による音声通話において周囲のノイズを低減して声を分離して相手に伝わりやすくする機能などの新機能が追加されたiOS 16.4およびiPadOS 16.4が配信され、さらにその不具合や脆弱性を修正したiOS 16.4.1やiPadOS 16.4.1がリリースされていましたが、今回、さらに緊急セキュリティーアップデートとしてiOS 16.4.1 (a)とiPadOS 16.4.1 (a)が配信開始されました。iOS 16およびiPadOS 16の対象機種は以下の通り。
<iOS 16対応製品>
・iPhone 14
・iPhone 14 Plus
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
・iPhone X
・iPhone 8
・iPhone 8 Plus
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone SE(第3世代)
<iPadOS 16対応製品>
・12.9インチiPad Pro(第6世代)
・12.9インチiPad Pro(第5世代)
・12.9インチiPad Pro(第4世代)
・12.9インチiPad Pro(第3世代)
・12.9インチiPad Pro(第2世代)
・12.9インチiPad Pro(第1世代)
・11インチiPad Pro(第4世代)
・11インチiPad Pro(第3世代)
・11インチiPad Pro(第2世代)
・11インチiPad Pro(第1世代)
・10.5インチiPad Pro
・9.7インチiPad Pro
・iPad Air(第5世代)
・iPad Air(第4世代)
・iPad Air(第3世代)
・iPad mini(第6世代)
・iPad mini(第5世代)
・iPad(第10世代)
・iPad(第9世代)
・iPad(第8世代)
・iPad(第7世代)
・iPad(第6世代)
・iPad(第5世代)
Apple公式Webページ「iOS、iPadOS、macOS の緊急セキュリティ対応について - Apple サポート (日本)」より
更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。
なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 13 Pro MaxでiOS 16.4.1からだと85.9MBとなっています。Appleが案内しているアップデートの内容およびセキュリティーコンテンツの修正は以下の通り。
iOS 16.4.1 (a)
この緊急セキュリティ対応には重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
詳しくは次をご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201224
iPadOS 16.4.1 (a)
この緊急セキュリティ対応には重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
詳しくは次をご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201224
うpしたった。てか、削除できるんか、(a) https://t.co/srYjmwELxe pic.twitter.com/JrubGrHOgO
— memn0ck (@memn0ck) May 1, 2023
記事執筆:memn0ck
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