大谷翔平と同僚の“友情のおまじない” 米放送局が紹介した2人の言葉「日本語で書いてあげた」
27日の6号2ラン後に見せた仕草の背景を米リポーターが紹介
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。6回3安打8三振5失点で無傷の4勝目を挙げた。打っては5打数3安打1打点。サイクル安打達成まであと本塁打を残すだけという活躍で8-7の勝利に貢献した。試合中には米リポーターがチームメートとの“友情のおまじない”を紹介。前日に6号2ランを放った後、ベンチで同僚と交わした微笑みの頷きの背景に迫っている。
11-3と大勝した26日(同27日)のアスレチックス戦。8回1死一塁の場面で中越え2ランを放った大谷は、HRセレブレーション用の兜をかぶってベンチを闊歩した。外した兜を抱えた大谷は、ジオ・ウルシェラ内野手を見つけると満面の笑みで会釈。ウルシェラも笑顔で頷き返している。
この日の試合前、ベンチでウルシェラが大谷のバットに何やらペンで書いている姿も中継で映し出され、ファンの間で話題になっていた。2人のやり取りの内容を、大谷が登板した27日の試合中、エンゼルス放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のリポーター、エリカ・ウェストンさんが明かした。
「お互いが友人からちょっとした助けを借りました」と切り出したウェストンさん。24日(同25日)、欠場したウルシェラのバットに、大谷は日本語で「Hits(ヒット)」と書いてあげたという。ウルシェラ自身も「Hits」と書き足すと、翌日の試合で早速4打数2安打1打点の活躍を見せた。
ウェストンさんが「これを見てください」と続けると、映像は26日試合前のウルシェラと大谷のやり取りの場面へ。「これは昨夜のことです。ショウヘイは『ヘイ、ジオ! お返ししてくれないと』と言いました。そこでショウヘイがなにをしたかというと、自分のバットに『Hits』と書いて、ジオにも『Hits』と書いてもらったんです」と2人が交わした“おまじない”の内容を明かした。
「Hits」と書かれたバットを手にし、大谷は6号2ランを含む5打数2安打3打点の活躍。ウェストンさんは「ハロー、スランプ・バスター(スランプを打破するもの)」とおまじない効果を表現。頷き合う2人の様子も映し出された。
翌日も効果が継続したのか、大谷は単打、二塁打、三塁打の5打数3安打1打点。サイクル安打には一歩届かなかったが、打棒が爆発した。投手としては、4回に突如乱れて5失点を喫するも立ち直り、6回3安打5失点で無傷の4勝目を挙げた。
(THE ANSWER編集部)