トヨタ新型「プリウス」が1.5ヶ月で納車可能! いま、早く納車出来るクルマを「トヨタ・日産・ホンダ」に聞いてみた! 「即納車」求める人に勧める条件とは
比較的早く納車ができるクルマはある?
半導体不足やコロナ渦における物流の停滞などで、新車の納期が長期化していますが、すぐに新車が欲しいといったユーザーも多いかもしれません。
現在すぐに納車ができるクルマにはどのようなモデルがあるのでしょうか。国産各社の販売店に聞いてみました。
昨今、国内の新車市場では、長納期化が問題となっています。
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原因としては、世界的な半導体不足やコロナウイルスの流行による物流の停滞などにより、部品の調達が困難になっていることがあげられます。
一方、なかにはどうしても新車が欲しいといったユーザーもいます。しかし、新車は欲しくても納期まで膨大に時間がかかることがネックになるという人もいるかもしれません。
それでは、2023年4月中旬時点で比較的早く納車が可能な新車はあるのでしょうか。実際に各販売店に聞いてみました。
首都圏のトヨタ販売店の担当者は「現状、早めに納車ができるものは『カローラクロス』のガソリン車と『パッソ』があります。どちらも受注数に限りがありますが、もし受注できれば3か月くらいでの納車になります」と話しています。
また、関西圏のトヨタ担当者は次のように話しています。
「トヨタ車は売れ行きが良く、すぐの納車は難しいです。現状で『ルーミー』が6月下旬、『アクア』7月下旬の納車となります。
あとは、商用車の『プロボックス』も夏頃に納車ができます。
比較的早く納車ができるのはこれらの車種になりますが、他の車種は半年から1年かかるといった状況です」
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またトヨタの各販売店では、新車は欲しいが納車まであまり時間をあけたくないという人にサブスクの「KINTO(キント)」をおすすめしているようです。
キントの場合、時期や条件などにより異なりますが、現状納車まで1年ほどが見込まれる「ハリアー」が約4か月で納車出来るという例もあるです。また人気の「プリウス Uグレード」であれば1.5か月から2か月、「bZ4X」なら3か月で納車が可能だといいます。
日産とホンダはどう? とにかく「即納車」を求める人に勧める「クルマ」とは
それでは、日産ではどうなのでしょうか。
首都圏の日産販売店の担当者は「比較的早く納車ができるのは『ノート』があります。在庫が多数あり、生産も間に合っている状況です。しかし、納期としては8月頃になります」と話しています。
さらに、関西圏の日産販売店の担当者は次のように話します。
「ノートは在庫があり、すぐに納車ができます。軽自動車の『デイズ』も在庫があります。オーダーでの受注の場合、ノートは9月頃、デイズは7月末くらいの納車になります。
しかし、5月は受注が増えるため、5月下旬以降の場合はまた納期がずれ込むことが予想されます」
一方のホンダはどうなのでしょうか。首都圏のホンダ販売店は次のように話します。
「比較的早く納車が見込まれるのには『Honda e』、『N-ONE』、『N-VAN』が約2か月から3ヶ月。『N-BOX』と『フリード』の一部が5か月程度です。
一方で、『ステップワゴン』や『ZR-V』『シビック』は1年程度納車まで時間がかかりますが、これらは全国のどの店舗でも同じような状況なのではないでしょうか」
関西圏のホンダ販売店は「比較的早く納車出来るのは電気自動車の『Honda e』となり、その他だと軽自動車の『N-ONE』です。その他、人気車はやはり長くなる傾向にあります」と話しています。
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また、各社の販売店では、稀に「在庫車」というものが存在することがあります。これは、何らかの理由でキャンセルとなったモデルや、展示車となっていたものなどが在庫車として購入することが可能な場合があります。
すでに在庫として存在するため、好みのグレード/仕様や装備を選ぶことは出来ませんが、購入手続きから登録作業まで早くて3週間ほどで納車が可能です。
実際に前出の各販売店では「在庫車がある場合で、即納車を希望されるお客様には提案している」と話しています。