エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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ネビン監督「また休養日を設けるかもしれないが、今は良い状態だ」

エンゼルス 4ー3 ロイヤルズ(日本時間24日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地のロイヤルズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、6回に3者連発を締めくくる中越え5号ソロを放った。3者連発は球団4年ぶりの快挙で、チームは逆転勝ち。勝率5割に復帰したが、気になるのは3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)からフル回転する二刀流・大谷をどこで休ませるかだ。

 大谷は今季12試合目だった12日(同13日)の本拠地・ナショナルズ戦を欠場。13日(同14日)は試合がなく、実質“2連休”となった。ただ、14日(同15日)からレッドソックス、ヤンキースと東海岸遠征。移動日なしで21日(同22日)から本拠地・ロイヤルズ3連戦。この日は17連戦の10戦目だったが、ネビン監督は「先週のボストン遠征前に休んだので大丈夫だ。今日(の欠場)はない」と語った。

 主力のトラウト、レンドン、ウォードはこのロイヤルズ3連戦中に休養をとった。27日(同28日)の本拠地・アスレチックス戦で今季6度目の先発マウンドが控えている大谷を、いつ休ませるのか。ネビン監督は「(大谷と)常にコミュニケーションをとっている。(休養日については)ボストンに行く前に彼と話した。(今後も)話し合いをする。また休養日を設けるかもしれないが、今は良い状態だ」と話した。

 3月のWBCに出場した侍ジャパン戦士の離脱が目立っている。この日の試合後、ネビン監督はトラウトと大谷について「人間だから疲れる」とも語っていた。レギュラーシーズンだけで162試合と長丁場。シーズンフル回転が期待される大谷をいつ休ませるかも、今後のエンゼルスの鍵を握る。(小谷真弥 / Masaya Kotani)