大谷翔平との交渉「680億円が出発点」 米記者が仰天予想「トレード期限で移籍する」
名物記者パッサン氏が断言
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季限りで契約満了となり、フリーエージェント(FA)となるために去就に注目が集まっているが、米名物記者はトレード期限での移籍を予想した上で、新たな契約については「交渉の出発点が5億ドル(約680億円)」と断言している。
米ストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の「ザ・リッチエイゼン・ショー」の公式YouTubeでは、米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者のゲスト出演回を公開。今季終了後にFAとなる大谷の去就問題がテーマとなったが、同記者は「契約延長に関して、エンゼルスは何か完了しようとしているように私には思えない。FAまで期間は短すぎる上に、色々な事象も残っている」と状況を説明している。
そして「今年のシーズン中、トレード期限で彼が移籍すると見ている」とズバリ予想。司会のリッチ・エイゼン氏が「ノー」とため息をつくものの、パッサン記者は「そこで移籍すると思う。ショウヘイ・オオタニの来季に関するオッズはエンゼルス残留よりも、他球団移籍の方が高まっているので、その段階で移籍すれば、見返りに最大限のものを獲得できる。申し訳ないが、オオタニの見返りがドラフト指名権1つの保証ではいい取引ではない」と持論を展開している。
契約延長を望めない状況で、エンゼルスはシーズン中にスーパースターをトレードに出せば数多くのプロスペクトの獲得が見込まれる。その一方、シーズン終了後の流出となる場合、大谷に対するクオリファイング・オファーを提示することで、ドラフト1巡目の指名権を大谷の新天地から手にできることが最大の見返りとなる。
そして、新契約で手にするメガディールについてもパッサン記者は言及。「もしも、オオタニが怪我をせず、過去2年に近い活躍を見せるなら、手始めの数字(年俸総額)は5億ドルになる。これがスタートだ!」と、史上最高年俸総額となる680億円が交渉の皮切りになると断言している。
パッサン記者はメジャー1年目のスプリングキャンプで成績が残せなかった大谷の打撃を「高校生レベル」と揶揄したことはあったものの、その後の大活躍を受けて潔く公開謝罪したことでも話題に。今ではすっかり大谷の実力を認め、度々称賛している。そんな男のメガディール予想に、ヘイゼン氏は「待ちきれないよ」と再びため息をついていた。
(THE ANSWER編集部)