【スキンケアの裏ワザ】乾燥の季節…カサカサ痒み肌に速攻効く！最強の「保湿剤の塗り方」試してみた♪
【コロナ対策の手指消毒】で”カサカサ肌”が激増！皮膚科医が教える「正しい保湿剤の使い方」とは？「え、横塗り⁉」
【痒みのメカニズム】乾燥すると肌が痒くなるのはナゼ？
「あしたが変わるトリセツショー」では痒みの原因について次のように解説していました。
番組によると、乾燥して肌が痒くなってしまうのは「かゆみ神経」が"伸びてしまう”からなんだとか。
かゆみ神経って初めて知ったのですが、乾燥肌の人は普通の肌の人と比べてこのかゆみ神経が伸びているんだそうです。
乾燥によって皮膚から水分とカルシウムイオンが抜け出すと、かゆみ神経の伸びを抑えてくれるタンパク質「セマフォリン3A」が抑制されるため、皮膚の表面近くまでかゆみ神経が伸びてしまいます。
そのためわずかな刺激でも痒みを感じやすい状態になるといいます。
さらに皮膚は摩擦に弱いため、痒くて肌を搔きむしってしまうと皮膚をバリアのように覆っている角層がダメージを受け、水分とカルシウムイオンが減ってセマフォリン3Aも減少し、痒みが増強するという悪循環を招きます。
出典：イラストＡＣ
乾燥による痒みを防ぐには十分な保湿を行って、かゆみ神経の伸びを抑えることが大切なんですね。
【かゆみのトリセツ】最強の保湿法「3T塗り」とは…
最強の保湿法は3つのTがポイントです。
①量はTappuri（たっぷり）！
②塗り方はThirty（30回）！
③頻度はTwice（2回）！
つまりたっぷりの量を優しく30回塗り伸ばし、これを1日2回行うという方法です。
ポイント1：量はたっぷり
①の「たっぷり」とはどれくらいの量かというと、目安となるのはチューブタイプの保湿剤を出したときに人さし指の第一関節までの量です。
チューブタイプの保湿剤の適量
これは専門用語では1FTU（Finger Tip Unit)と言われており約0.5ｇに相当します。容器に入ったクリームでは人さし指の第一関節の1/2くらい、ローションタイプの保湿剤なら1円玉くらいの大きさの量が1FTU（0.5g）に相当します。
容器に入った保湿剤の適量
1FTUは手のひら2枚分の面積に塗るときの適量で、体に塗る量の目安は以下のようになります。
胸・腹：7FTU
背中（でん部を含む）：7FTU
片腕：3FTU
片手：1FTU
片脚：6FTU
片足：2FTU
かなりたっぷりの量を塗る必要があるんですね！
ポイント2：30回優しく塗り伸ばす
皮膚は摩擦にとっても弱いので、力を加えずなるべくやさしく塗り伸ばすことが重要です。
番組が行った検証実験では「たっぷりの量の保湿剤を30回塗り伸ばす」ことで塗りムラが減少し、保湿剤が深く浸透するという結果が出ていました。
ポイント3：1日2回の頻度で行う
朝と夜の2回、着替えや入浴後のタイミングで行うのが良いそうです。
お風呂上りの肌は水分がどんどん奪われて乾燥しやすい状態です。
体を拭いた後はなるべく早く保湿するようにしましょう。
いつもの保湿剤の塗り方と3T塗りでどのように違いがあるのか、わたしも実際に試してみました。
「3T塗り」を試してみた！
片腕の肘から先は手のひら2枚分の面積に相当するので、1FTUの保湿クリームを塗布していきます。
クリームをとったら肌に点在させてのせ、やさしく丁寧に30回塗り伸ばします。
クリームをとったら肌に点在させてのせる。
たっぷりとクリームを使っているので、肌の上を滑らせるようにして塗り伸ばすことが出来ます。30回優しく塗り伸ばします。普段よりも摩擦が少なく塗れているように感じました。
塗ったあとにティッシュが張り付くくらいがちょうど良いそうなんですが、下記の画像のようにちゃんと張り付いています。もちろんですが、いつもの保湿剤の塗り方だとこんな芸当はできません。
量が多いからベタつくんじゃないかと少し心配していましたが、そんなことは全く感じませんでした。たっぷり塗った肌はしっとりしているのにベタつかず、保湿成分がしっかり肌の内側に浸透している感じがしました。
しかもお風呂上りに塗ったら、朝起きた時までちゃんと肌に潤いが残っていましたよ。
朝と夜の2回塗ると1日中潤いをキープさせることが出来ました～！
パパッと適当に塗っていたときに比べて保湿効果が格段に上がったので、カサカサ粉拭き肌や乾燥による痒みに悩んでいる方には一度試してみていただきたいです♪
痒みや肌荒れにはいろいろな原因が考えられるので、保湿で肌の状態が改善しない場合は早めに皮膚科に相談してくださいね。
