【青髪のテツ】「紫色のブロッコリーは傷んでる…は大間違い!むしろ買いです」甘~い証拠って本当…!?
こんにちは、スーパーの青果部で10年働く青髪のテツです。厳しい寒さが続きますね~。でも、ブロッコリーはいまが一番おいしい季節。寒さに当たってとっても甘くなってますよ!そんなおいしいブロッコリーですが、スーパーでは間違った選び方をしている人がけっこう多い印象。なので今回は、おいしいブロッコリーの見分け方を紹介します!
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まず、誤解を解きたいのが「紫色のブロッコリー」についてです。
紫色に変色したブロッコリーは傷んでいると思われるのか、スーパーでも避ける人が多いんです。でも、紫色は傷んでいるわけでも品質に問題があるわけでもありません。むしろとても甘くておいしいことが多いので、積極的に選んだほうがいいんです!
どういうことか説明していきますね。
ブロッコリーをはじめ、白菜、キャベツなどのアブラナ科の野菜は、気温が下がると甘くなります。これは野菜の水分が凍結してしまわないように、野菜自身が糖を生成し、氷点を下げるために起こる現象です。
また、甘くなるだけではなく、ポリフェノールが表面に浮き出してきて紫色に変色していきます。
これはつまり、以下のことが言えるんです!
紫色に変色 = 寒さにしっかり当たった証拠 = 糖度が高い傾向にある
なので、紫色のブロッコリーを見かけたら、心の中でガッツポーズをして選んでください(笑)。
紫色のブロッコリーをよく見ると、蕾の一つ一つが色づいているのがわかります。
ただしアントシアニンフリーという、寒さに当たっても紫色に変色しにくい品種も流通しています。なので、緑色よりも紫色が必ずしもおいしいという話ではないですが、ブロッコリーを選ぶ際の一つの目安にはなると思います。
「白い粉(?)がついたブロッコリー」は問題あるの?
もう一つ誤解を解いておきたいのは、「ブロッコリーについた白い粉」です。
スーパーに並ぶブロッコリーを比較すると、ちょっと白っぽく見えるブロッコリーも多いと思います。近くで見てみると、白い粉がついているようにも見えます。
この白い粉は農薬やワックスと勘違いされがちですが、「ブルーム」と呼ばれる成分で、ブロッコリーの他にもぶどうやきゅうりにも表面についていることがあります。
このブルームの正体は、野菜自身が水分の蒸発を抑えるために生成する、水を弾く性質のある天然の成分です。このブルームがついているものは、むしろ鮮度がいい証なんです。
新鮮なブロッコリーはブルームに覆われていてよく水を弾きます。
人体にとって無害なので、白い粉がついているブロッコリーを見つけた際も、やはり心の中でガッツポーズをして手に取ってくださいね。
鮮度最高!なブロッコリーの選び方
「紫色」「白い粉」以外にも、新鮮でおいしいブロッコリーを選ぶポイントがあります。以下の3点をチェックしてみてください。
1. 鮮やかな緑色
鮮度の良いブロッコリーを選ぶときはまず蕾をチェック。蕾の色が鮮やかな緑色のものは鮮度がいいです。逆に黄色っぽくなっているものは、花が咲きかけている状態。収穫されてから時間が経過し鮮度が落ちていますので避けましょう。
2. 蕾が硬くしまっている
冬のブロッコリーは蕾がかたく締まっていてフワフワしていないものを選びましょう。ただし春のブロッコリーは蕾が柔らかい傾向があります。
蕾は傷つきやすいので、強く触りすぎないよう気をつけて。
3. 切り口にスが入っていない
最後に切り口の状態を確認しましょう。切り口に穴が空いているものは「ス」が入っており、繊維が硬い傾向にあるので避けたほうがいいですよ。
わたしが仕事で鮮度チェックをするときは、陳列台との接地面が傷んでいることがあるので、全体をよく見るようにしています。
今の時期のブロッコリーは味がよく、流通量も増えて値段も安くなりやすいです。今回の選び方を参考にして、おいしいブロッコリーをたくさん食べていただけたら嬉しく思います。
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まず、誤解を解きたいのが「紫色のブロッコリー」についてです。
紫色に変色したブロッコリーは傷んでいると思われるのか、スーパーでも避ける人が多いんです。でも、紫色は傷んでいるわけでも品質に問題があるわけでもありません。むしろとても甘くておいしいことが多いので、積極的に選んだほうがいいんです!
どういうことか説明していきますね。
ブロッコリーをはじめ、白菜、キャベツなどのアブラナ科の野菜は、気温が下がると甘くなります。これは野菜の水分が凍結してしまわないように、野菜自身が糖を生成し、氷点を下げるために起こる現象です。
また、甘くなるだけではなく、ポリフェノールが表面に浮き出してきて紫色に変色していきます。
これはつまり、以下のことが言えるんです!
紫色に変色 = 寒さにしっかり当たった証拠 = 糖度が高い傾向にある
なので、紫色のブロッコリーを見かけたら、心の中でガッツポーズをして選んでください(笑)。
紫色のブロッコリーをよく見ると、蕾の一つ一つが色づいているのがわかります。
ただしアントシアニンフリーという、寒さに当たっても紫色に変色しにくい品種も流通しています。なので、緑色よりも紫色が必ずしもおいしいという話ではないですが、ブロッコリーを選ぶ際の一つの目安にはなると思います。
「白い粉(?)がついたブロッコリー」は問題あるの?
もう一つ誤解を解いておきたいのは、「ブロッコリーについた白い粉」です。
スーパーに並ぶブロッコリーを比較すると、ちょっと白っぽく見えるブロッコリーも多いと思います。近くで見てみると、白い粉がついているようにも見えます。
この白い粉は農薬やワックスと勘違いされがちですが、「ブルーム」と呼ばれる成分で、ブロッコリーの他にもぶどうやきゅうりにも表面についていることがあります。
このブルームの正体は、野菜自身が水分の蒸発を抑えるために生成する、水を弾く性質のある天然の成分です。このブルームがついているものは、むしろ鮮度がいい証なんです。
新鮮なブロッコリーはブルームに覆われていてよく水を弾きます。
人体にとって無害なので、白い粉がついているブロッコリーを見つけた際も、やはり心の中でガッツポーズをして手に取ってくださいね。
鮮度最高!なブロッコリーの選び方
「紫色」「白い粉」以外にも、新鮮でおいしいブロッコリーを選ぶポイントがあります。以下の3点をチェックしてみてください。
1. 鮮やかな緑色
鮮度の良いブロッコリーを選ぶときはまず蕾をチェック。蕾の色が鮮やかな緑色のものは鮮度がいいです。逆に黄色っぽくなっているものは、花が咲きかけている状態。収穫されてから時間が経過し鮮度が落ちていますので避けましょう。
2. 蕾が硬くしまっている
冬のブロッコリーは蕾がかたく締まっていてフワフワしていないものを選びましょう。ただし春のブロッコリーは蕾が柔らかい傾向があります。
蕾は傷つきやすいので、強く触りすぎないよう気をつけて。
3. 切り口にスが入っていない
最後に切り口の状態を確認しましょう。切り口に穴が空いているものは「ス」が入っており、繊維が硬い傾向にあるので避けたほうがいいですよ。
わたしが仕事で鮮度チェックをするときは、陳列台との接地面が傷んでいることがあるので、全体をよく見るようにしています。
今の時期のブロッコリーは味がよく、流通量も増えて値段も安くなりやすいです。今回の選び方を参考にして、おいしいブロッコリーをたくさん食べていただけたら嬉しく思います。