今回はレンタカーのトラックでした。

今冬初の大雪から1か月経過


雪道のイメージ(画像:写真AC)。

 23日からつづく強い寒気による降雪は、北陸地方から九州地方にかけて広い範囲で影響を及ぼしています。

 それに関連して、国土交通省 中国地方整備局は2023年1月24日(火)、「冬用タイヤ装着のお願い」という文書を発表。そのなかで、島根県雲南町で発生した立ち往生車両が、冬用タイヤを装着していなかったとしています。

 今回の寒波襲来に際しては、23日15時に広島地方気象台とNEXCO西日本との三者共同記者会見を開き、不要不急の外出を控え、やむを得ない外出の際には冬用タイヤを装着するよう呼びかけていました。

 それでも発生したノーマルタイヤ車の立ち往生。現場は飯南町から木次町へ抜ける山道で、朝8時20分の時点で路面はすでに雪化粧の状態。車両はレンタカーのトラックで、何かを運搬するために走行していた可能性があります。

 発表された文書では「道路の積雪や凍結が発生する時期に、いまだにノーマルタイヤ装着車両の通行があります」と、半ば呆れにも似た心情が見え隠れしています。

 中国地方整備局は「昨年末にもノーマルタイヤ車両のスタックが複数発生し、注意喚起を行いました。当時はまだ降り始めということもありましたが、あれから1か月経っても、まだノーマル車が走っているのかと…そういったこともふまえ、今回は強い文面で発表させていただきました」と話します。

 今回も注意喚起の文面では「積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反となります」(※編注:「法令違反」部分は赤字で下線付き)と呼びかけています。